RHYMESTER 初自主フェスで一本〆

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 人気ラップグループのRHYMESTER(ライムスター)が10日、初めて主催したフェス『人間交差点 2015』をお台場の青海で行った。フェスには、ジャンルも年代も超えてさまざまなアーティストが集結し、"交差"。最後には出演者や遊びに来ていたアーティストたちまでもステージに上がり、ライムスターのDJ JINの音頭で、5000人のオーディエンスとともに、一本締めでフィナーレを飾った。

 KGDR(キングギドラ)やスチャダラパー。レキシ、10-FEET、スガシカオ......。「俺たちがまぐわりたい人たちを集めた」(ライムスター)といい、フェスでは多様なアーティスト、人間が"交差"した。それぞれのアーティストの登場前には、ライムスターのメンバーと出演アーティストがステージに立ちアーティストとのエピソードなどを交えたトークで楽しませ、次のアーティストを呼び込むというスタイルで展開。また、それぞれのステージにライムスターのメンバーが「おじゃまします」と参加し、コラボ曲の披露やバトルをして、盛り上げた。

 大トリを務めたライムスターが登場するころには、日も暮れ昼間の暑さを忘れされる肌寒さだったが、大歓声のなか現れた3人は、『ONCE AGAIN』、『Still Changing』、そして次のアルバムに参加しているというPUNPEEを迎えての『SOMINSAI』とアップテンポな楽曲を立て続けにプレーして、気温も上昇しそうなほどに盛り上げた。しっとりとした『It's A New Day』で聴かせた後は、「いろんな5月10日の過ごし方があったと思うけど......」と『The Choice is Yours』。最後をこのフェスのために書き下ろした新曲『人間交差点』で締めくくった。
 
 アンコールの前、宇多丸が「初年度でこれなら上出来」とフェスを振り返って来年の開催の可能性もほのめかすと、オーディエンスは再びヒートアップ。そのまま大団円というところだが、「普通ならここで花火がドーンとあがってなんですが...お台場、花火がダメなんです」と、宇多丸が吐露。そこで、ライムスターのDJ JINことプロの一本締め師・山本仁が、正しい一本締めのレクチャーを行ったうえで、「パパパン、パパパン、パパパンパン」と全員で一本締めを行った。

 フェスの様子は後日、スペースシャワーTVで放送される。


 撮影:渡辺志功