7・18巌流島 フジテレビが直前で放送中止 谷川氏「理由は一切言ってもらえていない」

 新格闘技イベント「巌流島」の両国大会(18日)で当初予定されていたCS放送フジテレビNEXTでの放送が中止された。それに伴い、17日に予定されていたJ:COM Wonder Studio 東京スカイツリータウン・ソラマチ イーストヤード5Fで開催予定だった前日公開記者会見も中止となり、会見は江東区内の別のホテルに場所を移し開催された。

 会見には中量級(70kg)トーナメントトーナメント出場選手にスーパーファイト出場選手合わせて20人が登壇した。

 テレビ放送中止の詳細が会見の時点では聞かされていなかったこともあり、バックステージの慌ただしさに比べ選手たちは平常モード。もっとも大会前日ともなれば、そんなことは構っていられないといったところか。

 トーナメントに出場する渡辺一久は「日本人代表として出場させていただくので、男っぽい男の試合を見せます。バンバン打ち合います」と気合十分。

 メーンを務める田村潔司は対戦相手がこの日、ムラッド・ボウジディからオランダのキックボクサー、ジョーイ・コピタインに変更となった。「ルールのことを幅広く考えすぎて、1周も2周もして、戦い方がわからない状態なのですが、明日は頑張ります」と言いながらも「今までリングスとかPRIDEとかでも急な変更で大きい選手とやったりしたことがあるので、そこまで気にしてない」と語った。

 ある意味、今大会の最も注目を集めるカードなのが渡邉剛vs中島大志の一戦。60歳で古流柔術の渡邉が「この年でも戦えるというところを見せられればいいかなと思っています。担架で運ばれないように気をつけます」と語れば中島は「対戦相手は達人といわれていますが、全然信じていない。達人なんてものはないんだということを証明できればいいです」と話した。また60歳の相手を殴れるか?との問いに対しては「リングに上がってくる以上は加減するほうが失礼」と全力でつぶしにいくことを宣言した。

 一方、直前の放送中止問題については、会見場の時間の都合から、終了後に谷川貞治広報部長が囲み取材で対応した。

 谷川氏は「昨日午後2時近く、巌流島実行委員会の事務局の人間がフジテレビに呼ばれ、担当プロデューサーから突然、明後日の放送はできないという通知を受けました。理由に関しては一切言ってもらえないんです。何度も聞いたんですが、答えていただけなかったということでした。実行委員会からは説明ができない状況です」と語り困惑の表情を見せた。

「コンプライアンス的には胸を張って問題は無いと断言できます」としたうえで「個人的な感想なんですけど、12月31日に巌流島とは違う、別の格闘技団体が地上波で放送することが決定しているという話をチラッと聞いたんですが、そういうものが理由であるなら、せめて言っていただきたい気持ちもありますし、20年間フジテレビさんと付き合ってきた中で、非常に驚いているし、残念でならない」と語った。

 今後については「裁判になるのでは」とのことで、そうなると事の真相がファンに語られるのはかなり先のこととなりそうだ。