震災前の南三陸を描いた映画

 震災前の人の営みを伝えるドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』が公開される。同映画には、震災の大津波により破滅した宮城県南三陸町の約80軒の漁村・波伝谷に生きる人びとの、2008年3月から2011年3月11日にかけての日常が描かれている。昨年夏に宮城県沿岸部11カ所での縦断上映会を行い、その後国内最大の自主製作映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル」のPFFアワード2014で「日本映画ペンクラブ賞」を受賞。今年8月からは東京を皮切りに、全国で公開予定。今「被災地」と呼ばれる場所に生きる人の姿が残された唯一無二の作品だ。

『波伝谷に生きる人びと』8月1日から東京・ポレポレ中野で公開
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