ビートたけしが真似できない若さの秘訣を伝授

 11月14日の「いいとしの日」にちなみ、素敵な年齢の重ね方をしている著名人を表彰する第9回『アンチエイジング大賞』が14日、都内にて行われ、受賞したビートたけしが登壇。「とっとと逝けばいいのにいつまでも芸能界でハバ聞かせやがって…という励ましの賞だと思う」と自虐と毒舌を織り交ぜながらも、うれしそうな表情を見せた。

 アンチエイジングの秘訣を尋ねられたたけしは「友達、家族、社会…に反抗し続けること」「家庭を顧みない。生かさず殺さず、離婚されないこと」と、いつもながらの型にはまらない暴走トークを繰り広げた。さらに、応援に駆け付けた愛弟子のガダルカナル・タカに「こいつは愛妻家だから」とほめたかと思えば「奥さんは5人だっけ?」。すかさずタカから「そんなこと言ってると“あなたはどうなの”と言われてマイクを置かなきゃいけなくなりますよ」と釘を刺され「どうもすいません」と頭を下げる場面も。師匠と弟子の“即興漫才”に会場も拍手喝采。

 その一方で、「タレントは人の目にさらされる緊張感が無くなると顔が変わる。人の目に耐えうる生き方、考え方をしていきたい」「大変なときには“もう一人の自分”の目で自分を見る。そうすると客観的に考えられて、そんな自分を笑えるようになる」と40年にわたって芸能界をけん引し続けたたけしならではの人生観を語り、さすがの存在感を見せていた。そんなたけしをタカも「師匠と弟子の関係があるありがたい時代に素晴らしい人と出会えた」と称えていた。

 またこの日は、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督もアンファー特別賞を受賞。喜びのメッセージを寄せた。