「RIZIN」が追加カード発表 所英男vs才賀紀左衛門

 年末に開催される格闘技イベント「RIZIN」が22日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」(12月29日、31日 さいたまスーパーアリーナ)の追加カードと当日の試合順を発表した。
 追加されたのは所英男vs才賀紀左衛門。総合ルールで行われる。
 所は大晦日の格闘技イベントでは過去にホイス・グレイシーと引き分け、ホイラー・グレイシーに勝つなど、大晦日には欠かせぬ存在。才賀はK-1甲子園出身で、K-1MAXを経て最近では総合格闘技のリングにも上がる新世代ファイターの一人。総合では2戦2勝。
 会見には両選手と榊原信行RIZIN実行委員長が登壇。榊原氏はこのカードについて「29日は『SARABAの宴』と銘打って、日本の格闘技界にひとつの句読点を打つ大会にしたいと思っていたが、最後を締めくくるにふさわしいカード。29日の試合の中で間違いなくこの2人のカードがスイングして、我々が届けたいもの、ファンが待ち望んでいるものを見せてくれると思う」と語った。
 所は「試合が決まって、とてもうれしい。年末の試合は自分の中でお祭りというイメージがあるんですが、今回は自分の力を出し切って、いい試合をして勝てるよう頑張ります」、才賀は「K-1ルールでもシュートボクシングルールでも総合ルールでも、しっかりいい試合をしたい。総合についてはまだ経験が浅いんですけど、ずっと練習をしてきました。所さんは僕が小さい時から出ていた選手なので、そういった選手と試合ができるのはうれしい。僕がしっかり勝って世代交代ができたらと思います」とそれぞれ挨拶。
 互いの印象と試合について、所は「練習仲間が紀左衛門選手と練習をしたことがあって“強い強い”と言っていたので、“ヤバいな”という気持ちもあったんですけど、そこにどんどん攻めていくことができれば、いい試合になると思います」、才賀は「小さい時からずっと見ていた選手。総合のルールは3戦目なので、練習ではいいパフォーマンスを出せているんですが、本番と練習は違うのでどれだけいつもどおりの動きが出せるかというのがある。いいカード、見てみたいカードがたくさんありますが俺と所さんのカードが一番華があって、一番面白い試合になると思う」と語った。
 試合順は当初の予定通り29日の第1試合を高阪剛が務め、メーンは桜庭和志vs青木真也。31日はRENA vsイリアーナ・ヴァレンティーノ戦で幕を開け、メーンはヘビー級トーナメントの決勝となった。

「SARABAの宴」(29日)
第1試合 高阪剛vsジェームス・トンプソン
第2試合 カルロス・トヨタvsキリル・シデルニコフ
第3試合 元谷友貴vsフェリペ・エフライン
第4試合(K-1ルール)HIROYAvs西浦“ウィッキー”聡生
第5試合(MIXルール)宮田和幸vs日菜太
第6試合 A.J.マシューズvsアナトリー・トコフ
第7試合 所英男vs才賀紀左衛門
第8試合 高谷裕之vsDJ.taiki
第9試合(トーナメント・リザーブファイト)内田雄大vsワレンディン・モルダフスキー
第10試合 トーナメント1回戦(1)キング・モーvsブレット・マクダーミット
第11試合 トーナメント1回戦(2)テオドラス・オークストリスvsブルーノ・カッペローザ
第12試合 トーナメント1回戦(3)ゴラン・レリッジvsワジム・ネムコフ
第13試合 トーナメント1回戦(4)石井慧vsイリー・プロハースカ
第14試合 桜庭和志vs青木真也

「IZAの舞」(31日) 第1試合 RENAvsイリアーナ・ヴァレンティーノ 第2試合 トーナメント準決勝(1)「1回戦(2)or(4)勝者vs1回戦(1)or(3)勝者」 第3試合 トーナメント準決勝(2)「1回戦(2)or(4)勝者vs1回戦(1)or(3)勝者」 第4試合 長谷川賢vsブレナン・ワード 第5試合(K-1ルール)武尊vsヤン・ミン 第6試合 キム・スーチョルvsマイケ・リニャーレス 第7試合 ギャビ・ガルシアvsレイディー・タパ 第8試合(シュートボクシングルール)曙vsボブ・サップ 第9試合 アンディ・サワーvs長島☆自演乙☆雄一郎 第10試合 ジェロム・レ・バンナvsバルト(把瑠都) 第11試合 クロン・グレイシーvs山本アーセン 第12試合 エメリヤーエンコ・ヒョードルvsシング・心・ジャディブ 第13試合 ヘビー級トーナメント決勝 準決勝(2)勝者vs準決勝(1)勝者