舛添要一 東京都知事 健常者と障がい者が一緒になってのボランティア活動

TEAM2020 × JAPAN MOVE UP!「日本を元気に」
「日本を元気に」をスローガンに各界のキーパーソンにお話をうかがってきた「JAPAN MOVE UP!プロジェクト」。今回は就任して2年が経つ舛添要一東京都知事に2020年オリンピック・パラリンピックとその後の東京について語ってもらった。(聞き手・一木広治)
ラジオで日本を元気にする番組『JAPAN MOVE UP』 毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中! 第154回 3.12 OAより(撮影・上岸卓史)
 今年はオリンピックイヤーです。オリンピックに向けての東京の取り組みは?

「閉会式に大会旗を受け取りに行ってきます。そうすると、嫌でも今年の秋以降は“東京は大丈夫か?” という話になるので、その時に“大丈夫だ!”と言えるようにしないといけない。テロの問題がありますから一番は治安。東京マラソンでは3万7000人が走ったんですが何も起こらなかった。警察官等を1万人動員したんです。オリンピック・パラリンピックの際にも大規模なセキュリティ対策を行います。大会に向けてさまざまな準備を進めていますが、そのなかでも特筆すべきは、交通渋滞がなくなりつつあること。中央環状線ができて首都高の渋滞が緩和されてきている。大都会でこんなに車がすいすい走っている街は他にありません。大都会で交通渋滞がない都市を建設できるのは東京だと思います」

 多くのボランティアも必要になります。

「大会運営を支えるボランティアが約8万人、空港や駅などで案内するボランティアが約1万人くらい必要になります。この前の東京マラソンで実際に始めたんですが、障がい者の方にもボランティアになってもらおうと思っています。健常者と障がい者が一緒になってボランティア活動をするという姿を作りたい。これを東京大会のひとつの目玉にしたいと思っています」

 東京都が新しく「& TOKYO」というマークを作りました。

「&の前には何を入れてもいいので、私だったら、金魚を飼っているので“ゴールドフィッシュ& TOKYO”とか。先般、パリの市長が来られた時は“PARIS & TOKYO”。姉妹都市のロンドンの市長が来られたら“LONDON & TOKYO”。こういうふうにどんどん使えるわけです。大会エンブレムと違って著作権がないので(笑)、自由に使っていただいてどんどん広めてほしいですね」

 2040年代の東京の将来像についての考えを聞かせてください。

「関東大震災の後に後藤新平が帝都復興計画ということで東京を作り直しました。昭和通りとか靖国通りといった広い道路ができたのはその時のおかげなんです。そう考えると20年30年先を見据えた政策もあったほうがいいということで、2040年、今から25年後くらいの東京の姿はどうなっているだろうということを考えています。ハードの面でいうと、日本橋の上の首都高速を江戸時代の日本橋のようにしたいなというようなことです。ソフトの面では、もう少しゆとりをもってゆっくり趣味を楽しむとか、1カ月バカンスを楽しむとか、そういうことをやってもいいのではないか、といったことを考えています。私は週休3日制ということを言っているんですが、そういう社会の変化のようなものもグランドデザインの中に入れられればな、とは思っています」

 いま地方創生ということが叫ばれている。東京都として地方自治体との連携についてはどんな考えを?

「いま観光案内なんかは大きな連携をしています。都庁で地方の観光PRをしたり、物産展をやったりしています。“せっかく日本に来たんだから、東京だけではなく他の街も見たい”という外国の方には東京からの交通アクセスを紹介したりしています。東京も地方も同時に伸びるための施策を考えているのですが、幸いなことに2020年がありますから、これを利用してやっていきたい」

 最後に読者へのメッセージをお願いします。

「『東京防災』という本を作って東京に住んでいる700万世帯に配りました。役所の作ったものはだいたい面白くないものになっているんだけれども、これは全く違って大好評で全国の本屋さんで買えるようになりました。ぜひこれをご覧いただいて、自分や家族を自分で守り、困っている人を助けていただきたい。自助・共助・公助というピラミッドを作った街は強いのです。なにもかもお上頼りで、俺たちは何もしない。全部役所がやってくれる、というのは、衰退する街の考え方だと思います。例えば今、空家が増えていて困っているんです。なぜ困るかというと、地域のコミュニティーが壊れてしまうから。日本の治安がいいのは、警察の力もありますが、最大の理由はそこに住んでいる人たちがお互いに注意しているからなんです。みんながちょっと気をつければ、自分の身の危険も防ぐことができる。そういう意味でもコミュニティーというものを東京でもう一度作り直したいと思っているので、ぜひみなさんにもコミュニティー意識のようなものを持ってもらいたいなと思います」
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