安倍 昭恵(内閣総理大臣夫人)「私は私らしく」をモットーにさまざまな活動を展開

【SPECIAL INTERVIEW】TEAM2020 × JAPAN MOVE UP!「日本を元気に」
「日本を元気に」をスローガンに各界のキーパーソンにお話をうかがってきた「JAPAN MOVE UP!プロジェクト」。今回は内閣総理大臣夫人である安倍昭恵さんに話を聞いた。(聞き手・一木広治)
撮影・上岸卓史
下関に「UZUハウス」をオープン。
そこから世界に発信できるなにかができれば


 日本を元気にするさまざまな活動をしています。山口県下関ではお米も作られています。
「2011年の震災の年から作り始めました。やはり食が大事だと思って作り始めたんですが、どうせ作るなら、と思っていま無農薬のお米を作っています」

 米作りから始まって、ミツバチの飼育、日本酒まで作っています。
「でも私は提案しているだけ。みなさんに手伝っていただけて実現できている。“日本を元気にする”といっても私が好きなこと、やりたいことをただやっているだけなんです」

 5月には下関に複合施設「UZUハウス」がオープンします。
「関門海峡に面した6階建てのビルをお借りしまして、カフェ、宿泊施設、バックパッカーなんかが泊まれるようなシェアルームのゲストハウス、それにオフィスも入る複合施設を作るんです。関門海峡の美しい景色を眺めながら、みなさんにそこで美味しいお酒を飲んでいただいたり、下関の良さを堪能していただきたいんです。そしてそこから何か世界に向けて発信できるものができたらいいなと思っています。今クラウドファンディングもやっていますので、ぜひ多くの方にご協力もいただきたいと思います」

 ジャンルを問わず幅広く活動されていますね。
「あまり考えていないんです。面白いなって思ったところに飛び込んでいるだけ。そこは感覚なんですが、私はその感覚が一番大事だと思っているんです。昔はもっとあったはずなんですけれども、今はみんなそういう感覚が少し退化してきているのかな?と思います。現代人はあまりにも情報があって頭でガチガチに考えてしまう。そうではなくて、その感覚に身を任せると、意外といい方向に進むということを私は身をもって体験している感じです(笑)」

 昭恵さんのように、女性がより活躍する社会になると、ますます日本は元気になるのでは。
「今までやはり男性中心で地方の街づくりや国づくりが行われてきたと思うんですが、そろそろ行き詰ってきたのかなって気がしています。女性の視点や若者の視点が入ることによって、よりよい地域、よりよい日本の社会になっていくと信じているので、“女性ガンバレ!”って感じです」

 政府が「一億総活躍社会」というスローガンを掲げています。女性の活躍も期待されるところですが、いろいろ活動するなかで感じることは?
「女性の意見といったものが、今までは組織の中でも街づくりでも国においても反映されてこなかったと思うんです。どこかにやはり“女は黙っていろ!”みたいなところがあったと思うんです。でも女性たちは女性たちでしっかりものを考えているし、その視点を入れていかないと、これからの世の中は、成熟した世の中にはなっていかないだろうとは思います。今は意見を言いたかったり、その意見を反映してもらいたいという葛藤がある女性が増えています。今までだったら、“自分たちは陰の存在でいいんだ”と思っていたところが、なんとかして世の中を良くしていかなければいけないといった使命感に燃えている女性たちがけっこういるような気がしますね」
撮影・上岸卓史
若い人たちは自分の心の中から湧き出る声に
正直になったほうがいい。そして縁を大切に


 5月には伊勢志摩サミットがあります。ファーストレディーとしてどんな活動を?
「何人の夫人が来てくださるか分からないのですが、一応どんな形になっても皆さんに喜んでいただけるような夫人プログラムを考えています」

 ファーストレディーとして活動するうえでお手本にされている方はいますか?
「特にはいないです。1回目の2006年の時にブッシュ夫人に、“大統領夫人としてどういうご活動をしていらっしゃいますか?”とか“総理夫人として何をやっていったらいいのか?”といったことをご相談したことはありました。でも今は“私は私らしく”でいいかなと思っているので、あまり誰を目標にといったものはないですね」

 ファーストレディーは立ち居振る舞いやファッションが注目されます。こだわりなどは?
「もうなんにも気にしていないので(笑)、もっとちゃんときちんとしないといけないですね。前回、主人が1回目の総理になった2006〜2007年には人から見られていることですごい緊張もしていましたし、“総理夫人として頑張らなければ”って肩にものすごく力が入っていたんですけど、今回はすっかり力が抜けて、ふと気がつくと“自分は総理夫人だったんだ”ということを忘れている瞬間が多くなりました(笑)」

 自然体です。「私は私らしく」というのは昔からの考え方?
「全然そんなことはないんです。何が私らしいのか、私ってなんなのかもずっと分からない。うちは弟が個性的で家の中での存在感は弟のほうがあったんじゃないかと思います。なんでも決めるのは弟で、私は割と譲ってしまうタイプだったので、今でも個性が強い、変わった人が好きなんです。私も一般的には総理夫人としては変わっているようにみられるんですけど、実際は全然そういうタイプではないんです。まあ人にはどう映っているかは分からないですけど(笑)。でもそれも私らしさなのかな?とは思っています」

 昭恵さんの生き方は自分の殻を破れない人にとってはとても参考になるものに思えます。
「みんな人間関係で苦労してるなって感じます。他人が言ったことに過剰に反応してしまう。私はそういうのはあまり気にしなくなりました。気にしなくてもいいんだっていうことを、多分主人が1回総理をやめたとき、あそこでどん底な感じがあったときに、どこかでスイッチが入ったのかなっていう気はします。それまではやはり、人がどう思うかっていうことをものすごく気にしていた。人から足を引っ張られないように、後ろ指を指されないように、みたいなところばかりを気にして、それこそ服装にしても立ち居振る舞いにしても頑張っていたところはあったと思うんですけど、今は何を言われても、“しょうがないよね”っていう感じになっている。だからといってめちゃくちゃなことをするということではないんですが。煩わしい人間関係みたいなものが本当に苦手なので、そこからちょっと距離を置いている感じですね。あえて殻を破ろうみたいなことではなくて、私は神様に使われている、といったそんな感じ。若い人たちは、人からああしろこうしろと言われることではなくて、自分の心の中から湧き出る声に正直になったほうがいいと思うし、縁を大事にしてほしいと思います」
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