【今週の人】佐々木善三弁護士、森本哲也弁護士

2016.5.20〜2016.6.9 NEWS HEADLINE

左から舛添氏、佐々木氏、森本氏(写真:Motoo Naka/アフロ)

 東京都の舛添要一知事は6日、政治資金「公私混同」疑惑について都庁で会見し、元検事の弁護士2人に依頼した調査結果を公表した。会見に出席した弁護士は佐々木善三弁護士(63)と森本哲也弁護士(42)。

 佐々木氏は東京地検、大阪地検の特捜部に長年在籍。東京地検特捜部副部長時代には、鈴木宗男元衆院議員があっせん収賄などの罪に問われた事件などの捜査に当たった。その後、仙台地検、京都地検の検事正などを歴任し、平成24年に退官。最近では小渕優子元経済産業相の関連団体をめぐる政治資金規正法違反事件で第三者委員会の委員長を務めたほか、東京電力福島第1原発事故の第三者検証委員会の委員も務めていた。“マムシの善三”と呼ばれたようだが、身内でつけられたあだ名と思われるので、そこは気にしない。

 森本氏は白紙撤回された2020年東京五輪・パラリンピックの旧エンブレムの選考過程を調査する外部有識者の一人。
 会見ではいずれの支出も「違法ではない」とした上で、宿泊費や飲食費、美術品など計129件約440万円の支出について「不適切だった」と指摘した。

 質疑応答で、「疑惑を抱える本人から依頼されて調査を行うということに関しては、客観性は確保されるんでしょうか」と問われた佐々木氏は「第三者委員会のことをあまりご存じないと思いますけれども、第三者委員会っていうのは基本的にそういうものです」と答えるなど上目線で一言多いお答えが多く、かえって舛添氏に対する非難の声が大きくなってしまったのは否めない。テレビ朝日の報道によると、事務所に抗議の電話が殺到したため電話のコードを抜いているというから穏やかではない。他のヤメ検弁護士からも「ヤメ検弁護士がみんなああではない」という声があがる事態になっている。
 森本氏に関しては…佐々木氏の個性が強すぎて特になし。

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