71回目の終戦の日

(写真:Natsuki Sakai/アフロ)
 71回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下のご臨席のもと、追悼式には安倍晋三首相や全国各地の遺族ら5333人(付き添い含む)が参列し、戦争の犠牲となった軍人・軍属約230万人、一般国民約80万人の計約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。

 安倍晋三首相は式辞で、アジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたとする「反省」といった表現を今年も使わず、未来志向で世界の恒久平和に貢献する姿勢を改めて強調した。首相は「わが国は、戦後一貫して、戦争を憎み、平和を重んじる国として、孜々(しし)として歩んできた。世界をよりよい場とするため、惜しみない支援、平和への取り組みを、積み重ねてきた」と指摘。歴史認識については「歴史と謙虚に向き合い、世界の平和と繁栄に貢献し、万人が心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くす」と述べた。その上で「明日を生きる世代のために、希望に満ちた国の未来を切り開いていく」と決意を示した。

 天皇陛下は壇上に据えられた「全国戦没者之霊」の標柱の前に進み、深々とご拝礼。参列者とともに黙祷をささげられ、「戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願います」とお言葉を述べられた。