「Krush.68」で王座防衛の小澤海斗が改めて武尊との対戦を熱望

初防衛に成功した小澤
 8月20日に名古屋で開催された「Krush.68 ~in NAGOYA~」の試合後会見が23日、都内で行われ、勝利を収めた小澤海斗、野杁正明、東本央貴、堀尾竜司の4選手が登壇した。

 初防衛戦に臨んだKrush -58kg王者の小澤はチームドラゴンの大岩龍矢と対戦。6月のK-1で対戦し敗れた武尊が相手のセコンドに就くという状況の中、延長の末、勝利を収めた。

 小澤は「結果的には勝ちで良かったが、試合内容がクソだった。一日も早く強くならないといけない。(延長までもつれたのは)アグレッシブさが足りなかった」と試合を振り返った。

 そしてセコンドにいた武尊については「いるだけでムカついた。今一番ムカついているのが武尊なんで、それが頭から離れない。あいつのことを考えなくなる日は俺があいつをぶっ倒したとき」とし、「すぐでいい」と早期の再戦を希望した。

 宮田充Krushプロデューサーは「再戦はK-1になると思う。小澤選手がしっかり防衛を果たしたことで、ファンが見たくなるような場面での再戦というのはあるのではないか。具体的に今決まっていることはないが、小澤選手の追い上げしだいで(再戦は)あるのかな、と思う」と語った。
野杁(左)と東本
 名古屋出身で凱旋試合となった野杁正明は中国のワン・ポンフェイに1RKO勝ち。「KOで終われたことは満足だが、もっと強い相手とやりたかった」と試合を振り返った。そして試合後にゲーオとの対戦をアピールしたが「組まれるならゲーオ選手にしっかりリベンジしたうえでベルトをもらいたいという思いはある。でもゲーオ選手は次回のK-1で山崎選手とのタイトルマッチが決まっているので、僕はいつ組まれてもいいように準備をしておくだけ。それまでに組まれた相手をしっかり倒してゲーオ選手の前に立ちたい。“ゲーオ選手に初めて黒星をつける日本人は僕だ”とずっと言い続けてきたので、ゲーオ選手にしっかり勝ってもらって僕が黒星をつけたい」と話した。

 4月に大阪のMAD MAX GYMからチームドラゴンに移籍し、その初戦でキャリアで勝る泰斗からKO勝利でを収めた東本央貴は「すごいプレッシャーで練習も大変だったが、取りあえず勝てて良かった。久しぶりに楽しめた試合。楽しんで試合をやれば勝てるんだな、ということが分かった」と振り返った。

 チームドラゴンについては「何の練習でも限界を越えるまで追い込まれる。あれだけ練習したんだから、と気持ちの面でも試合で余裕が出るようになった」と話した。しかし東本が戦う-63kgは同門の佐々木大蔵が王者ということもあり、今後の目標については「取りあえずどんどん試合を組んでもらって、ひとつひとついい勝ち方をして、どんどん有名になることが今の目標です」とした。
堀尾(左)と石田
 3月にKrush-55kg王座から陥落し、5カ月ぶりの復帰戦で倉崎昌史を3RKOで下した堀尾竜司は「KO勝ちができてうれしい。また試合の中で技術が向上していることが分かった。今まではKOするときは飛びヒザなど派手な技を用意していたが、今回は試合をやっている中で、技の流れが冷静に見えていた。今までも冷静に見ていなかったわけではないが、頭の中でKOまでの構成ができるようになった」と試合を振り返った。

 そして次の目標として「失ったベルトを獲り返すこと。相手は寺戸選手がいいんですが、ベルトを持っている選手なら誰でもいい。倒す準備はできている。Krushの-55kgのベルトを狙っています」と語った。

 その堀尾は9月30日に開催される「Krush.69」で石田圭祐と対戦することが発表された。2人はこれまで2度対戦し、堀尾の2勝となっているがいずれも小差の戦い。昨年の2度目の対戦以降、石田は3連勝でリベンジマッチにこぎつけた。

 石田が「2回ともさほど差もなく負けてしまった。今回は圧倒的に差をつけてKOで勝とうと思っている」と話せば、堀尾も「もう2度とやらなくてもいいくらいのKO劇を見せようと思っています」と応じる。

 同日には寺戸伸近vsチャールズ・ボンジョバーニのタイトル戦が行われる。
 次期挑戦者決定戦とうたわれてはいないものの、この試合の勝者が次期挑戦者の最右翼となることは必至とあって、激しい戦いとなることが予想される。