いろんな意味で話題が豊富すぎる『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』ザ・ビートルズ

 ザ・ビートルズがライヴ・バンドとして最も輝いていた1964年と1965年にロサンジェルスのハリウッド・ボウルで行い、いずれもソールド・アウトになった3回の公演の歓びに満ちたエネルギーをとらえたニュー・アルバム。

 1977年に発売となった13曲入りのアナログ盤(邦題:ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!)はすでに廃盤となっているが、今作はそのアルバムの単なるリイシューではなく、コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにして作られた全く新しいアルバム。

 高名なジャーナリスト、デヴィッド・フリッケのエッセイを収めた24ページのブックレット付。アルバム・ジャケットには1964年8月22日に、当時全米ツアーのマネジャーを務めていたボブ・ボニスが撮影したカナダでの初公演のために、シアトルのタコマ空港からブリティッシュコロンビア州のヴァンクーヴァーに向かうチャーター機に搭乗するジョン、ポール、ジョージ、リンゴの姿を収めた写真を使用している。

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