【LIVE REPORT】9.19/20 TOKYO DOME “BABYMETAL”

日本が誇るCOOL JAPANの代表格BABYMETALが初の東京ドームで11万人を虜に
 国内はもとより世界中で旋風を巻き起こしている女性3人組メタルダンスユニットBABYMETAL。そのBABYMETALが日本人アーティスト初となる英国ウェンブリーアリーナでのワンマンLIVEを皮切りに3回目のワールドツアーを開催。そのファイナルとして、9月19、20日に東京ドームでの初ワンマンライブ『BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND ― METAL RESISTANCE ― RED NIGHT & BLACK NIGHT』が行われ、両日で自己最多の約11万人を動員、新たな伝説を築いた。

 世界を席巻中のBABYMETAL。その人気の秘密は楽曲もさることながら、圧倒的なLIVEパフォーマンスにある。伸びのあるSU-METAL(19)の歌声と、全力でダンスとスクリームを行うYUIMETAL(17)、MOAMETAL(17)の3人に加え、“神バンド”の演奏により、さまざまなLIVEで頭角を現してきた。今年は海外及び、サマソニなど国内の大型ロックフェスにも多数出演し、多くの国内ロックファンからも絶賛を浴びるなど、人気は留まることを知らない。

 英国ウェンブリーアリーナからスタートした「BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGENDーMETAL RESISTANCEー」。そのファイナルが9月19、20日、初ワンマンとなる東京ドームで行われた。

 あいにくの天候にもかかわらず、東京ドームは開場前から、この時を待ちわびていた国内はもちろん、海外からのBABYMETALファンであふれかえっていた。皆、BABYMETALの黒いTシャツを着用し、一見、いかにもMETAL LIVEらしい男だらけのおどろおどろしさに包まれているかと思いきや、中には、BABYMETALのコスチュームでメンバーになりきった女の子や、親子連れ、神バンドに扮したファンなどもおり、BABYMETALのファン層の幅広さに驚かされる。ファン同士で記念撮影をしたり、自ら用意したグッズを配布したり、皆が温かい雰囲気で開場を待っていた。

 そして、いよいよ開場。来場者には、入場時にBABYMETALの代名詞でもある首コルセットが全員に配られる。これは『ヘドバンギャー!!』のPVでもおなじみ、これから始まるLIVEでヘッドバンギングし過ぎて首を痛めないように!?というBABYMEATALからのメッセージ。

 ワールドツアーのファイナルとなるステージは、センターに東京ドーム天井まで延びようかという高さ約20mの塔型のステージが立ち昇り、そのステージを中心に、三方向に向かって巨大な棺の形をしたランウェイが延びるという、ファイナルそして東京ドームならではの造形。

 開演時間を30分ほど過ぎた18時30分。会場が一瞬にして闇になり、ビジョンに映されたメッセージからスタート。本日、明日の2日間でファースト、セカンドアルバムの全計25曲を演奏、しかも曲の被りは無しとのメッセージにドーム全体がどよめく。これは、今までLIVEで演奏していない曲も含まれることを意味するためファンの期待は、いやでも高まっていく。


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