所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

会見でレミーガ追悼委員会の発足を発表した勝村周一朗、所英男㈱イサミ(reversal)代表取締役社長・磯毅寛氏(左から)
 かつて日本のZST、HERO’S、K-1 MAXで活躍したリトアニアのレミギウス・モリカビュチス選手が昨年12月にリトアニアで亡くなった。享年34歳という若さだった。

 モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所英男らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。

 モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。
 4人の母親であるライモンダさんとモリカビュチスは周辺の環境もあり結婚はしていなかったのだが、間もなく婚約という状況での訃報。

 一家の大黒柱を失ったライモンダさんは4人の子供を抱え、仕事にも就けないことから収入が見込めず、またリトアニア国からも社会保障(遺族支援)を受けられないことから、現在はリトアニア格闘技界とファンからのわずかな支援金で生活をしている。

 この状況に所、勝村周一朗といったかつてモリカビュチスと戦った選手らが立ち上がり「レミーガ追悼委員会(Japan)」を形成。日本の格闘家とファンからの追悼・支援金を集める「追悼チャリティTシャツ」販売を代行し、売上の一部を子供たちの養育費に充てていくこととなった。

 追悼委員会では「レミギウス・モリカビュチス追悼HP」(http://www.athleteyell.jp/project/remyga/)を立ち上げ、3月2日~7月31日(事前予約販売制)までTシャツとタオルを販売する。詳細は同サイトで。