ジャニーズの上田竜也と横山裕がそれぞれ異色のタッグで主演を務める舞台2本

『新世界ロマンスオーケストラ』

 KAT-TUNの上田竜也の3年ぶりの主演舞台は初めての挑戦となるコメディー作品。

 上田はこれまでシェイクスピア作品や、蜷川幸雄、岩松了の演出のもと、シリアスな役柄で舞台に立ってきたが、今回は複数の女性に何股もかけるサイテー男という180度趣きの違う役。

 間もなく30歳を迎えるインディーズバンドのボーカルを務める拓翔にメジャーデビューの話が舞い込んでくる。その日を境に一気に調子に乗り始める拓翔だったが、彼には隠さないといけないスキャンダラスな秘密があった。

 拓翔は複数の女性と関係を持っているというサイテーっぷり。しかし世の中そううまくは回らないようで…。
 本作の作・演出を手掛けるのは今や飛ぶ鳥を落とす勢いの月刊「根本宗子」の主宰・根本宗子。「男性が中心にいて、周りに女子が群がっているハーレムな感じで、でもラブシーンなし、な作品をいつか作ってみたい、そんなことが成立する男性はめったにいない! 今回がチャンス」と本作を書き下ろしたという。拓翔をめぐって複数の女性たちが登場するのだが、女が複数集まった時の物語の転がしは根本の真骨頂。どんな物語を見せてくれるのか楽しみなところ。


【日時】4月30日(日)?5月21日(日)(開演は月?水19時、金13時、土日13時・18時。木曜休演。※30日(日)は18時開演。3日(水)は13時/18時開演。21日(日)は13時開演。開場は開演30分前)【会場】東京グローブ座(新大久保)【料金】全席指定 S席8800円、A席7800円、B席5800円【問い合わせ】東京グローブ座(TEL:03-3366-4020 [公演公式サイト] www.sekaroma.com/ )【脚本・演出】根本宗子【出演】上田竜也、清水くるみ、早織、青山美郷、長井短、根本宗子、宮崎吐夢、西田尚美

マンガc手塚プロダクション
妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』

『上を下へのジレッタ』は手塚治虫が1968年に「漫画サンデー」で連載した作品。手塚作品の中でも異色中の異色作で“幻の傑作”ともいわれているもの。

“ジレッタ”というのは作中で展開されるヴァーチャル・リアリティーの世界のこと。今でこそヴァーチャル・リアリティーという概念は多くの人に認知されているが、1968年の時点でこの世界観を構築しているところは“さすが手塚治虫!”である。

 物語はメディアの世界を舞台にさまざまな角度から人間の欲望を風刺したもの。

 自称・天才TVディレクターの門前は大手芸能プロの逆鱗に触れ、テレビ業界を追放されるが芸能プロを立ち上げ復活。しかしいい時は続かず、大きな仕事に失敗。落胆の日々を送る。そんな時、ひょんなことから“ジレッタ”の世界を体感し、魅了される。やがてジレッタで再起を図り、自分を追放した芸能界に復讐を企てる門前だったが、それは芸能界に留まらず政治の世界をも巻き込んでいくのだった…。

 主人公の門前を演じるのは横山裕。関ジャニ∞で見せるコミカルな面とは違う野心にまみれたダークヒーローに挑む。

 演出は小学生のころに本作と出会い衝撃を受けたという倉持裕。この異色作を新ジャンルともいえる“妄想歌謡劇”に仕立て上げる。


【日時】5月7日(日)?6月4日(日)(開演は月火木18時30分、金13時30分、水土13時30分/18時30分、日13時30分。※7日(日)は18時30分開演。13日(土)は18時30分の回のみ。5月9・11・18・23・24日、6月1日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】Bunkamuraシアターコクーン(渋谷)【料金】全席指定 S席1万1500円、A席9000円、コクーンシート6000円【問い合わせ】Bunkamura(TEL:03-3477-3244=10?19時 [HP] http://www.bunkamura.co.jp/ )【原作】手塚治虫【脚本・演出】倉持裕【出演】横山裕、中川翔子、浜野謙太、本仮屋ユイカ、小林タカ鹿、玉置孝匡、馬場 徹、銀粉蝶、竹中直人 他