ポスト武尊? スーパー・バンタム級新時代の幕開け

 改修工事で休館となる聖地では最後の大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント?」が4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される。

 今大会の目玉は武尊が返上したベルトをめぐるトーナメント。

 今回は幅広い年代からさまざまなキャラクターの選手が集まった。ゆえに各々腹に一物抱え込むことになり、会見やイベントではちょいちょい局地戦が勃発する。

 36歳の寺戸伸近が「パッとしないメンバーだったので、俺が出て面白くする」と言えば、石田圭祐は「おっさん一人が来てパッするとは思わない」「30代の人がベルトを取っても先が無い」などと敵意をむき出し。同じ“若者”でも武居由樹は「自分はパッとしないんで、これから頑張ります」と達観したもの。

 現役復帰、即トーナメント出場の久保賢司には寺戸が「いきなりトーナメントかよ?」というように面白くないと思っている選手も多そうだ。特にリザーブファイトに出場する伊澤波人と鈴木優也はそうだろう。今大会後もこの2人と久保が絡むことがあれば白熱した試合となりそうだ。

 海外勢では武尊と対戦し、敗れはしたもののダウンを奪ったチャールズ・ボンジョバーニに目がいくが、寺戸は昨年9月にKrush?55kgタイトルマッチでボンジョバーニをKOで破っている。また寺戸はかつて久保にもKO勝ちしており、実績ではひとつ抜けた存在。しかしそのファイトスタイルから自ら「トーナメントに向いていない」というのも事実。「自分の格闘技人生をかけて、K-1のベルトを獲りにいく」というが果たして…。
 Krush?53kg王者で?53kgではKO勝ちを量産する武居はかつて?55kgで戦っていたときは良績は残せていない。しかしトーナメントにあたり「もう一回身体も作り直して、技術も磨き上げて、K-1のスーパー・バンタム級でも倒せる状態に仕上げたい」という。成長力を考えると上の階級云々というのは杞憂に終わりそうだ。