直斗「清水兄弟の3男坊」【格闘家イケメンファイル Vol.82】

撮影・辰根東醐

 切れ長のクールな目が印象的な直斗は、落ち着いた話しぶりに反し、まだ21歳という若さ。格闘技を始めたのも、ほんの3年前だという。

「格闘技を始める前までは、まったく興味はありませんでした。3年前に兄にマレーシアのクアラルンプールに連れて行ってもらって、現地で練習していたらハマっていった。その流れで、日本に帰ってきてからも、現在のジムで練習を続けています」

 11歳と9歳上の兄もかつてZSTで活躍していたプロの総合格闘家だ。

「長男が清水俊一、次男がリングネーム“ライダーHIRO”こと、清水俊裕です。長男とは11歳離れているので、小学校の時に兄の試合も見に行ったことがあるんですけど、まったく興味がなかったので、全然覚えていない(笑)。うちは父が柔道をやっていて、母以外、僕の上の姉も含めてみんな柔道をやっていたんですが、自分としてはかじった程度のつもりでした。しかし、18歳の時にマレーシアで久しぶりにやってみた時に、柔道をやっていたせいか、すごく筋がいいって褒められて…。“結構できるね”って言われると18歳ですし、うれしいじゃないですか(笑)。なんか、ホイホイされて調子に乗っちゃって、そのままの勢いで日本でも続けたっていう感じです」
撮影・神谷渚
 兄2人とともに、清水3兄弟として売り出し中だが、キャラがずいぶん違うようで…。

「僕は普段はすごく大人しくて、あまりペラペラ喋らないタイプ。でもお兄ちゃん2人は、別の意味で個性というか、キャラが強烈で、自分とは全然違うタイプです。長男の俊一は、とにかく一緒にいたらめちゃくちゃ喋る(笑)。で、次男のヒロ君は“ライダーHIRO”というリングネームから分かるように、仮面ライダーが大好きで、自分もヒーローだと思ってます。仮面ライダーのベルトを付けて入場し、リングに上がるとスイッチを入れてベルトの真ん中をくるくる回して、仮面ライダーの変身ポーズを取るとお母さんが“がんばれー”って声援をするという(笑)。家族全員かなり個性的ですね。ライダー3兄弟? いやー、ヒロ君はいいと思うけど、僕と長男は拒否すると思います(笑)」

 そんな個性の強い兄弟に囲まれ、プロとしてデビューした直斗。

「日本で練習を始め、4カ月ぐらい経った時に、プロで試合をすると言われました。普通はそんなに早くやらないのですが、僕が所属する宇留野道場は、みんないきなりプロで試合をするという方針らしくて。そこでたまたま勝ったので、そのままの勢いで今まで続いているんだと思います。その後13戦ぐらいやっていますが、特に印象に残っているのが、去年の5月の試合。相手は強豪といわれる選手で、階級もひとつ上げてやったんですが、周りの予想を裏切り勝てたので、すごくうれしかったです。ずっとタックルにいって、なんとか判定で勝てたので、あまり印象に残る試合じゃなかったかも知れませんが、格上といわれる選手に勝てたことは自信になりました」
 11月25日に、ディファ有明で開催される「ZST.58〜旗揚げ15周年記念大会〜」に出場する。

「相手は韓国の選手です。まだ対戦が決まったばかりなので、具体的にどんな相手なのかは分かりませんが、しっかり研究していきたいと思います。ただ、試合はイメージ通りにいくことのほうが少ないので、その時の展開に対し、どう対処するかが大事になってくる。いかに自分のやりたいことを貫けるかということを、相手に合わせてやることが大事だと思います。今回は1カ月以上前からすごく気合が入っています。これまでは早くても1週間前にならないと気持ちが入らなかったので、とても珍しいパターン。多分、自分にとって格上の相手なので、その相手にどうやって立ち向かうのか、自分でもワクワクしているのかも知れません。また、前回勝ったので、その波に乗ってチャンスをつかみたいというのもあります。その前まで5連敗だったので、ここで連勝しておきたいという気持ちが強い。自分の強みでもある、タックルで粘るというのも出しつつ、とにかく勝利できれば」

 ずばり、今後の目標は?

「格闘技をやっている以上ベルトを目指すのは当然ですが、自分はまだそこまでいっていないと思う。とにかくZSTで実力をつけて、そこで自分の実力を認めてもらう。そのために今は練習を頑張っていますし、その先にベルトがあると思っています」

<過去の格闘家イケメンファイル>
▼東本央貴「リベンジしたい選手がいる」【格闘家イケメンファイル Vol.78】
http://www.tokyoheadline.com/183856/

▼関鉄矢「ベルト奪取のために、絶対に負けられない」【格闘家イケメンファイル Vol.79】
http://www.tokyoheadline.com/185345/

▼亀本勇翔「ブレイブ・ジャスティス」【格闘家イケメンファイル Vol.80】
http://www.tokyoheadline.com/186647/


▼高橋拓也「取手の太陽仮面」【格闘家イケメンファイル Vol.81】
http://www.tokyoheadline.com/189513/
撮影・神谷渚
直斗(なおと)
東京都目黒区出身。1996年2月14日生まれ。6歳から柔道を始め、プロの総合格闘家の兄の影響を受け、18歳で格闘技を始める。ZSTでは長男の清水俊一、次男の清水俊裕とともに、清水3兄弟として活躍。11月25日に、ディファ有明で開催される「ZST.58〜旗揚げ15周年記念大会〜」に出場予定。戦績は13戦5勝7敗1無効試合。総合格闘技宇留野道場所属。Twitterアカウント:@oQ2mtuWSJSjp91H
高橋拓也「取手の太陽仮面」【格闘家イケメンファイル Vol.81】
亀本勇翔「ブレイブ・ジャスティス」【格闘家イケメンファイル Vol.80】
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東本央貴「リベンジしたい選手がいる」【格闘家イケメンファイル Vol.78】
浜松ヤマト「ZSTを代表する選手になりたい」【格闘家イケメンファイルVol.77】
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