SBの新エース海人がV宣言「次は世界とS-cup」【11・22 GROUND ZERO】

 シュートボクシング(SB)のビッグマッチ『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』(11月22日、東京・東京ドームシティホール)の前日計量と記者会見が21日、都内で開催された。

 計量は出場全選手がパスし、翌日の大会へ順調な仕上がりぶりを見せた。

トーナメントに出場する海人、憂也、健太、高橋(左から)。中央はシーザー武志会長
海人「明日は自分のためのトーナメント」

 会見では「SB日本スーパーライト級王座決定トーナメント」に出場する海人、憂也、健太、高橋幸光が火花を散らした。

 SBを代表する形となる海人が「明日は自分のためのトーナメントだと思っている。正直、欲しいベルトはこれじゃないが、とりあえず勝ってベルトを取りたい。(憂也は)大阪でデビューした時から世話になっていて、正直やりにくいというところはあるが、僕が出るSBのトーナメントの参戦を決めたということはSBにも僕にも喧嘩を売ってきたと受け取ったので、正々堂々倒しに行く」と話す。

憂也「自分が邪魔することになるとは思っていなかった」

 対して1回戦で対戦する憂也は「1回戦の海人選手は大阪で何度も一緒に練習した間。いつかSBの王者になってほしいと思っていたが、まさか自分が邪魔することになるとは思っていなかった。決まったからには1回戦から全力で倒しに行きたい。今日向き合ってやり合う覚悟ができた。全力を出せると思っている。(海人は)今勢いがあって、パンチもキックも何でもできる選手。そのうえで一番注目されていると思うので、1回戦で食ってそのまま優勝してやろうかと思っている」とこちらも臨戦態勢。

 また「欲しいベルトはこれじゃない」という海人は「65の世界のベルトも目指しているし、S-cupという舞台もSBにはあるので、そのベルトも取りたいと思っている。でも日本のベルトを取ってからじゃないと目指せないと思うので、取りあえず取って、それを目指したい」と話した。

健太「日本王座決定トーナメント、ごちそうさまです」

 第2試合の健太は70戦のキャリアを誇るベテラン。「SB初参戦でいきなり日本王座決定トーナメントに出場させていただきまして、本当にありがとうございます。ごちそうさまです、という感じです。明日は2試合、いい試合をして最高に自分に酔いしれてベルトを取ろうと思っています」。今回は階級を下げての戦いとなるが「65kgは12年ぶりで高校生以来。今現在、落とした感じでは足の疲れも全然なく、会場までも元気に来られたので、今すぐにでも2試合できるくらい元気なので明日は全然問題ない」と話す。

高橋「3人とも有名選手なので、おいしい」

 一方の高橋は「すごいメンバーが揃った中でのトーナメントなので、とてもワクワクしている。明日はこの最高のメンバーのみんなで大会を盛り上げて、その中でも自分が勝ちます。3人とも有名選手なので、おいしいと思っている。そこを制覇できたら」と話した。

 また高橋は昨年2月の「SHOOT BOXING 2016 act.1」で海人と対戦し判定負けを喫しているのだが、海人については「一度戦っているがうまい綺麗な戦い方をする。今回はトーナメントだし、反対ブロックなので最初は1回戦の健太さんに集中したいので、特に意識はしていない」と話した。
ヘビー級王者・清水(左)と三浦
ヘビー級王者・清水が2年ぶりに参戦

 前回の「GROUND ZERO」で行われた初代ヘビー級王座決定トーナメントで初代王者に輝いた清水賢吾が久々のSB参戦を果たす。「SBは2年ぶり。2年前に王者となってからの初めての試合なので、SBのチャンピオンとして、そしてRISEのチャンピオンとして、極真の代表としてふさわしい試合をしてしっかり勝ちたい」。

 対戦する三浦広光は元パンクラス・ウェルター級王者。今回はSB初参戦ではあるが、柔道をバックボーンに持ち、かつてボクシングのOPBF東洋太平洋スーパーミドル級タイトルに挑戦した実績もあることからルールに対しての順応性は問題なさそうだが、今回は95kg契約での戦いとなる。計量では約5キロ軽かった三浦は「清水選手はちょっと大きいのですごくやばいと思っていたが、逆に気合が入ったので、明日は自分の全力を出して、殴って勝ちに行きたい。身長が高い相手は得意なので、得意のパンチを生かして明日はKOしたい」などと話した。
女子ミニマム級王者のMIO(左)とオーミークン
MIOは「みんなから“やばいんじゃないか”と言われているがワクワク」「

 SB女子ミニマム級王者のMIOはタイのペッティー・ジャー・オーミークンと対戦する。MIOは「SBの最後を締めくくる大会に今年も出られてうれしい。相手については今回はみんなから“やばいんじゃないか”と言われ、緊張しているがそれ以上にワクワクしている。前回の試合もタイ人の相手。前回の修正をしっかりして倒して勝ちたい。映像を見た限りでは、身長が高くてムエタイがうまい“ザ・ムエタイ”という感じの選手という印象。体重もほとんど同じでいい試合ができそう」と話す。

 タイのムエタイ2冠王であるオーミークンは「日本で試合ができて大変うれしい。当日は全力で戦います。(MIOは)ユーチューブで試合を見たが、印象は特にない。(ルールについては)投げがあるのが大きな違いだが、特に問題はない」と淡々と話した。
日本スーパーフェザー級王者の村田(左)と渡辺
村田が王座戴冠後初試合

 SB日本スーパーフェザー級王座戴冠後、初の試合となる村田聖明は「渡辺選手はキャリアがあって強い選手だが、ここで面白い試合をして勝って名を上げていきたい」と物静かに決意を述べる。対する渡辺理想はJ-NETWORKライト級1位の強豪。「村田選手はシーザー会長のご子息であり、チャンピオンである強敵だが、華麗な蹴りで会場を湧かせて勝ちにいく」と話した。
フェザー級王者の深田(左)と笠原
フェザー級王者・深田は同級1位の笠原を迎撃

 SB日本フェザー級王者の深田一樹は同級1位の笠原弘希を迎え撃つ。深田は「明日はいつもと同じ。やってきたことを出すだけ。今日、相手の顔を見て楽しみになってきた」、笠原は「ビッグイベントなので他の選手に負けないように。僕が一番盛り上げていくつもりなので、しっかり勝ちたい」とそれぞれ話した。

 この試合についてシュートボクシング協会のシーザー武志会長は「笠原が勝てば来年2月にはタイトル戦をやってもいいかと思っている」と話した。