見えないものも見えてくる…?「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」

レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年 展示風景:104-パリ、2011年 ※参考図版
 日本の金沢21世紀美術館に恒久設置された《スイミング・プール》の作家としても知られるレアンドロ・エルリッヒの大規模個展が森美術館で開催中。

 現代アートというと難解な印象を持つ人も少なくないが、エルリッヒ作品は思わず好奇心が刺激される“仕掛け”が見どころの一つ。室内にいる人がまるで水中にいるかのように見える《スイミング・プール》に代表されるように視覚的な錯覚を用いたりして、見る者の常識をふいに揺さぶりをかけてくる。一見どこにでもある見慣れた風景と思いきや、水がないのに舟が浮かんでいたり、人々がさまざまなポーズで壁に張り付いていたり。

 しかも本展では写真撮影が可能。“なんかヘン!”な光景に自分が入り込み写真に撮って楽しむこともできる。

 今まで意識しなかった視点を気軽に楽しむうちに、エルリッヒの作品が持つメッセージ性にも気づくはず。常識や習慣から解き放たれた視点で、エルリッヒのメッセージを自分なりに考えてみて。

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
森美術館 開催中〜2018年4月1日(日)

【時間】10〜22時(火曜は17時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】会期中無休【料金】一般1800円、学生(高校・大学生)1200円、子供(4歳〜中学生)600円、シニア(65歳以上)1500円【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄 六本木駅直結。六本木ヒルズ森タワー53階【URL】http://www.mori.art.museum/jp/