村越優汰「初参戦のK-1の舞台は、必殺技の三日月蹴りでインパクトを残したい」【格闘家イケメンファイル Vol.83】

撮影・神谷渚
 23歳という若さながら、落ち着いた物腰にベテランの風格を感じさせる村越優汰。それもそのはず、すでにデビュー7年目で、戦績は27戦というキャリアを持つ。

「親が格闘技好きで。気がついたら空手をやっていました。幼稚園、小学校と空手を続け、中学1年でキックボクシングを始めると16歳でプロとしてデビューしました」と村越。

「3兄弟の一番下で、一番上は空手から柔道に。2番目の兄が先にキックボクシングを始め、その後を追った感じです。空手はなかなかテレビ放送しないけど、キックボクシングはよくされていて、すごく華やかに見えた。自分は結構目立ちたがり屋なので、それにあこがれていたというのもあります」
撮影・神谷渚
 プロでの活躍も目覚ましく、他団体ではチャンピオンになったことも。しかし、そのベルトは…。

「19歳の時、ギリギリ10代でベルトを巻きました。でも、那須川天心選手と対戦し、ベルトを取られちゃいました。その後も、トーナメントがあって、そこで勝ち上がった那須川と対戦したんですけど、その時も負けてしまって。ただ、5ラウンドまでやって判定だったので、それなりに手ごたえはあったんですけど…」

 現在、総合格闘技にも参戦し、神童と呼ばれる那須川と接戦を演じたことで、村越の名も格闘技ファンに知られることに。
「那須川が有名になればなるほど、自分と対戦したときの映像が使われるんです。彼が一番最初にベルトを取った試合だったので、紹介VTRには必ずその映像が出る。だから名前は知られるけど、自分自身はいつも負けた試合を見せられています(笑)」

 そんな彼が満を持して12月にK-1に初参戦する。

「12月27日に“K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜SURVIVAL WARS 2017〜”に出場します。相手は芦澤竜誠選手。誰に対しても強気だから、自分より年上かと思っていたら1個下だった(笑)。過去の会見の映像とかを見たら、やたら対戦相手に突っかかっていたので、自分も何か言われるんじゃないかって覚悟をしていたけど、何も言われなくてホッとしました。むしろすごく謙虚で、俺にビビってんのかなって。後日、俺がいない公開練習でボロクソ言っていましたけど(笑)。そんな相手には負けられないですよね。でも逆にそういう発言をしてくれると注目されるのでいいかなとも。言うだけ言わせて挑発には乗らずしっかり勝つ。特に今回は初めてのK-1の舞台なので、しっかりインパクトを残したいと思っています」
撮影・神谷渚
 強くて精悍なルックス。さぞ女性ファンが多いのでは?

「いやいや、全然いないです。むしろめちゃ欲しいです、女性ファン。僕の1番のファンは父親です(笑)。多分、僕のことめちゃくちゃ好きですね。父親はいつも家で飲んでいて、僕が夜遅くに練習から帰ってくると、出来上がっている事が多いんですけど、たいてい酔っぱらいながら、僕の試合のビデオを見ています。またこの映像見てるって思うぐらい毎日。酔っぱらって分からなくなっているのかも知れませんが、何度見ても飽きないみたい。いつも録画リストを見るとその試合のところで止まっているんです(笑)。今度の試合も楽しみにしているし、すごく喜んでいるので家族中で応援に来てくれると思います」

 12月の試合に勝つのは当然。その先も見据えている。

「理想はきれいに倒して勝つこと。自分は三日月蹴りという必殺技があって、これまで、KOのほとんどがその技で、相手を倒しています。要は、足の指先でお腹を刺すんですけど、レバーのところにきれいに当たると時間差で効いてくる。入った瞬間は分からなくて、そのまま前に来ようとすると、悶絶して倒れるみたいな感じ。K-1ってパンチ決着な試合が多い気がするので、自分はその必殺技を決めて、蹴りで相手が倒れるところをファンやお客さんに見せたいと思います。多分、その日の試合の中では、一番盛り上がる試合になるんじゃないかな。間違いなく、どの試合よりも見に来てくれた人を興奮させる自信があります。K-1は華やかな舞台なので、そこで戦えることは、選手として素直にうれしい。自分の階級には武尊選手というスターがいますけど、自分がここに来たからには、チャンピオンの武尊と戦ってベルトを取る。格闘技をやっている以上、この場所で有名になりたいので、強い相手をどんどん倒して、自分の名前をあげていきたいなと思っています」
撮影・神谷渚
村越優汰(むらこし・ゆうた)
神奈川県平塚市出身。1994年9月10日生まれ。2011年4月24日、16歳でプロデビュー。12月27日(水)、後楽園ホールで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜SURVIVAL WARS 2017〜」に出場する。第5代RISEバンタム級王者。戦績は27戦21勝(9KO)6敗。湘南格闘クラブ所属。Twitterアカウント:@yuta6910