箱根駅伝で青学大が史上6校目の4連覇

ゴールする青山学院大アンカーの橋間貴弥(写真:日刊現代/アフロ)

「第94回東京箱根間往復大学駅伝」が1月2、3日に行われ、青山学院大学が2005年の駒沢大以来、史上6校目となる総合4連覇を果たした。青学大は往路の優勝は東洋大に譲ったが、36秒差の2位。復路では6区の小野田が逆転すると、7区の林が区間新、8区の下田が区間1位と一気に突き放し、2位の東洋大に4分53秒差をつけゴールした。

 東洋大は3年連続の2位。3位は2年連続で早稲田。

 優勝候補にも挙げられていた東海大と神奈川大は往路で脱落。東海大は5位、神奈川大は13位に終わった。

 10位までに与えられるシード権。最後のイスは中央学院大が獲得。順天堂大、駒沢大という伝統校がシード落ちした。

 史上6校目となる4連覇を成し遂げた青学大は来年、まずは日体大の5連覇(1969〜73年)に、そこで勝てば中大の最長記録6連覇(59〜64年)に挑むことになる。

 そのライバルとなるのは青学大の原監督が「うちとの2強になるのでは」と予想する東洋大。東洋大は今大会出場の10人中9人が3年生以下で、往路は1年生を3人起用して優勝と「次」への期待が大きい布陣。酒井監督も「来年は青学大と真っ向勝負ができる」と腕をぶした。