【インタビュー】Leola、こじらせ女子歌う新曲「感じたこと、素直に書いた」

 シンガーのLeolaが2018年第1弾となるニューシングル『Puzzle』を2月7日にリリースする。映画『パンとバスと二度目のハツコイ』(2月17日公開)の主題歌で、Leolaが“こじらせてる”ヒロインを歌詞にしたためた。「彼女が言葉にできない気持ちを歌にしたいと思った」というLeolaにインタビューした。
撮影・蔦野裕/スタイリスト・KOBA(PUNCH)/ヘアメイク・KOBA(PUNCH)
――タイトル曲の『Puzzle』は、映画『パンとバスと二度目のハツコイ』の主題歌として歌詞を書き下ろしたそうですね。どのようにこの曲を制作していったのですか?
『Puzzle』は新しいやり方だったと思います。監督さんやプロデューサーさんとお話ししてから、一緒に試写室に入って映画を拝見して、そのあとに疑問に思ったことや感じたことをお話ししたりディスカッションをさせていただきました。『Puzzle』ができあがるまでに映画を拝見したのはその時だけで、その時に感じた気持ちとかを全部メモして、思い出したり、想像を広げたりしながら歌詞を書いていきました。

――これまではどのようなスタイルだったんですか?
 たとえば『コイセヨワタシ』(映画『兄に愛されすぎて困ってます』挿入歌)だと、挿入歌ということもあったので、この場面にこう音楽が入ってきてほしいとか具体的なリクエストが細かくあったんです。言葉の選び方にしても、どこにこの言葉を持ってくるって組み立てながらやったりもして。

――挿入歌と主題歌だと、作品への関わり方や役割は別かもしれませんね。
 だから今回は、いい意味で、瞬間的に感じた気持ちをまとめた感じで、正直にそのまま素直に書いたって気持ちが強いです。私は私なりの言葉しか書けないので、それを気に入って下さったならうれしいなって。

――監督さんやプロデューサーさんから、リクエストはなかったのですか?
「おまかせします」って(笑)。私がどう感じるのか興味があるし、どんな言葉になるのか楽しみって言ってくださいました。しいていうなら、「細かいことは気にしていないです。ただ、派手じゃないほうがいいと思うけど」、ってそのくらいでしたね。

――「おまかせします」って、リスペクトも感じますけど、その分、期待されているものはこれで大丈夫かなって不安になったりしませんか。
自分の中で正解を見つけてやるしかないので、これが私のヒロインの捉え方だと思えるようになれば……。それに、先に坂詰さん(坂詰美紗子が作曲を担当)のメロディーが先にあったのも良かったのかな。とてもエモーショナルなメロディーなので、そういう歌詞にしたいと思ったんです。メロディーの音数が多いので書きたいことがたくさん詰め込めました。
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