小澤海斗「腹が減ったから帰る」と前日会見を途中退席【2・12 Krush.85】

塚越(左)と牧平
−67kgタイトル戦、王者・塚越は「細かいことは抜きにして、魂の熱い戦いをします」

「Krush.85」(2月12日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が11日開催された。

 メインイベントで行われる「Krush−67kgタイトルマッチ」に出場する王者・塚越仁志と挑戦者・牧平圭太はともに67.0kgで計量をパス。仕上がりの良さをうかがわせた。

 会見では牧平は「明日はおかんが健康で丈夫に産んでくれたこの体とHALEO魂でベルトを取りに行きます。男同士のオヤジ同士の熱い試合をしたい」、塚越は「明日は牧平選手がすごい強い気持ちでこのベルトを取りに来るので、それより強い熱い心でしっかりと防衛したい。細かいことは抜きにして、魂の熱い試合戦いをします」などと話した。

 また牧平は先月、ジムの先輩である山内佑太郎が40歳にしてタイトルに挑戦。敗れたものの会場を沸かせる熱いファイトを展開したばかりなのだが、「偉大すぎて気持ちをすべて背負うことはできないが、後輩としてやるべきことはすべてやるつもり」とこちらも決意を新たにしたもよう。

 また塚越は「(牧平が)蹴りが得意なのは過去の試合を見ても分かるが、何も対策はしていない。最初は映像を見て対策を練っていたが、それでは自分らしさにかけてしまう。それよりも自分の持っているものをいかに出すかということに力を入れてやってきた。対策をしていないというよりは、自分らしさを出すことが対策を練ることを凌駕するんじゃないかと思うのでそうした。後は試合でどう出るかは分からないが出すだけ」と話した。
ゴンナパー(左)と石田
急きょ出場の石田は「受けたからには63kgに落とすのがプロの姿勢」

 セミファイナルで行われる「Krush−63kg次期挑戦者決定戦」に出場するゴンナパー・ウィラサクレックと石田勝希はともに62.8kgで計量をパスした。

 この試合は当初、ゴンナパーは瑠輝也と対戦の予定だったが、瑠輝也の所属するTRYHARD GYMの契約上のトラブルで瑠輝也の出場が取りやめとなり、急きょ石田との対戦となった。

 ゴンナパーは「1カ月くらい厳しい練習を積んできた。誰と戦っても大丈夫なようないい準備ができている。対戦相手が変わったことについては少しもったいないという気持ちがあるが、自分のやることは変わらなくて常に勝つことと思っている」などと話した。

 石田は「今回は急きょ試合が決まったが、自分の力を出し切りたい。今ではゴンナパー選手のほうが下馬評では上だと思うが、試合が終わった時に“石田勝希、凄かったな”と言われるような試合ができるように頑張りたい」と話した。

 急なオファーではあったが即決したことについては「決めた時は“やってやる”という気持ちだったが、いざ決まったら“マジか?”と思った。前のカードを楽しみにしていた人も多いと思うが、少しでもKrushさんの力になれるように。僕が出ることで少しでも“面白いんじゃないか”と思ってもらえるようになればいいなと思った。受けたからには僕もしっかり練習しているので、勝ちに行きます」と話した。

 また試合を64kg、もしくは63.5kgで行うという提案もあったようだが、石田は「いつオファーが来てもいいように練習はしていた。減量は問題だったが、受けたからには規定体重の63kgに落とすのが試合に出るうえでのプロの姿勢だと思った」と自ら過酷な条件を飲んだことを明かした。
会場を途中退席する小澤
−58kgの3試合はK-1フェザー級タイトルをも見据えた戦いに!

 今大会では−58kgで今後のタイトル戦線を占う「小澤海斗vs里見柚己」「桝本“ゴリ”翔也vs江川優生」の2つのカードが組まれた。

 4選手が揃った会見では江川「もう一つの58kgのカードに負けない面白い試合をする」、桝本「明日は当たり前にKOして勝って会場を盛り上げる」、里見「明日は58kgの試合が結構組まれたが、間違いなくこの試合が一番盛り上がる」、小澤「仕上がりバッチリ。今日は何も言うことはねえ。そんな感じ」とそれぞれ話した。

 小澤は所属ジム名が「K-1ジムEBISU」に変更。それに伴い練習環境も変わったのだが、それについて問われると「なんも言うことはない。仕上がりも100%だし。記者の皆さんも俺に質問することはないですよ。明日の試合を見れば分かる。みんな見てろよ、って感じ。取りあえず腹が減ったから帰ります」とまさかの途中退席した。

 宮田充K-1プロデューサーは第2試合に組まれた伊藤健人vs倉崎昌史も含めた3試合に出場する6選手が次期挑戦者に選ばれる可能性が高いことを示唆。またK-1のフェザー級王者である武尊が3月20日に王座を返上することから、空位となる同王座のトーナメントが開催されることが濃厚で、この3試合はそちらにも影響する重要なものとなる。
小澤の退席後も会見は続いた