男性45歳「2浪しそうな甥になにか人生のアドバイスをください」【黒田勇樹のHP人生相談 85人目】

 こんにちは、黒田勇樹です。
 
 この相談コラム、ストックがなくなってきたら「募集してます」と呼びかけをすると送っていただけるという感じで続いているんですが、最近、送ってくださるにしてもぎりぎりにわさっとくることが多くなっております。
 
 とはいえ、あまりストックがたまりすぐるとタイムリーさに欠けるということにもなり頭の痛いところです。
 でも取りあえず、今のところは募集中です。

 この悩みは誰に相談したらいいのか、誰か相談させてください。
 
では今週も始めましょう。
写真:https://www.pakutaso.com/



東京のおじさん(男性45歳)のお悩み
「黒田さんの言うことなら家族も聞いてくれそうな気がします」


 いつも楽しく読ませていただいてます。

 一つ相談というか、お願いがありまして、メールさせていただいてます。


 僕には姉がいまして、その息子、いわゆる甥が今年の大学受験で2浪しそうなんです。

 姉は地方に住んでいまして、シングルマザー。なおかつおばあちゃん(我々姉弟の母)と一緒に住んでいたりする関係で、甥が受験する地域も限定されることから、致し方ないところもあるんですが、いざ2浪となるともう1年やる気が持つのかとか、ちょっと心配です。


 もう1年、もしくは今後について彼にアドバイスというか、励ましの言葉をかけてあげたいのですが、姉に言わせると僕の意見は極端らしく、「悪影響だから、いらんこと言うな」と言われます。


 なので、僕に代わって何か励ましの言葉をいただけないでしょうか。姉もそこそこミーハーなので、「黒田勇樹もこう言ってる」と言えば少しは聞いてくれるような気がします。

 これから受験なので、合格したらムダになってしまうんですが、もしダメだったらすぐに言ってやりたいと思いまして…。

 変な相談ですいません。

 お言葉いただけるとうれしいです。

◆黒田勇樹「『人生がドーナツだとしたら、失敗は穴のようなもの』と伝えて下さい」



 思い出します、大学受験。

 実は僕もちょろっと大学に行っていたことがあって、受験自体は「一芸推薦」っつーなんともズルい方法だったんですが、1年で辞めちゃったんですね。

 甥っ子さんと非常に良く似た、シングルマザー、おばあちゃん同居という関係で大学中退は家族に非常に悪いことをしたと今になって思うのですが、まぁ、辞めちゃったもんはしかたがないというか…

 経済学部経営学科とかいう「サラリーマンになる勉強」みたいなのをするところに入ったんですが、ちょうど18ぐらいの僕はアカデミー賞頂いた直後で「芸能界はお金にずさんすぎる、自分で経営の勉強をしよう」とか思ってたワケです。

 そうして通い始めたある日、授業で教授がこんなことを仰いました。

「大学も”経営”しているので、偏差値を落とさない為に試験をしているがそれだけでは収入が足りないので、あとは推薦でガバガバ取ってる」

 みたいなことを!

 金ヅル!金ヅル扱いされた!

 なんかもう頭良い友達いっぱい出来たから経営はこいつらに学んでもらって俺は金輪際コイツらにビタ一文払わん!と。

 ガキですね、非常にガキですね。

 もちろん理由はそれだけじゃないんですが、1年生の終わりに「辞めます」と。


 さて、ここからが本題。じゃあ、この大学に行った1年が無駄だったかというと全然そんなことなくて、今でも借金を即座に収入として計上することが出来たり、授業で聞いた「色の三原則を見つけたのも哲学者」という話からすっかり哲学にハマったり、何より「絶対にお客さんを金ヅル扱いすることだけは止めよう」という、確固たる信念が芽生えた訳です。


 最近の社会では「失敗=破滅」という風潮が非常に強いですが、本当は「失敗=貴重な経験」なんです。前にも書いた気がしますが「エキスパートとはその分野で起こるあらゆる失敗を経験したもの」なんですよ。


「人生がドーナツだとしたら、失敗は穴のようなもの」

 そう、甥っ子さんに伝えて下さい。

 そして「穴ばっかりだと、ドーナツじゃなくなっちゃうぞ」とも。

 甥っ子さんがこれを理解してくれればもう1年頑張ってくれるでしょうし、もし理解してくれなければ


「大学ちゃんといかないと、こういうワケわかんないこと言う様になるぞ!」と脅して下さい。

 甥っ子さんの食べ物の好みによっては「ドーナツ」の部分を「ちくわ」に変えて頂いても構いません。

 まずは、甥っ子さんの今年合格を祈るばかりですが、もしものときはどうぞ、使ってみて下さい。
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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