西京春馬が「今までで一番厳しい試合になる」【3・10 Krush.86】

仕切り直しの一戦となる西京

「格闘技を甘く見ていたということが分かった」
「Krush.86」(3月10日、東京・後楽園ホール)に出場する、Krush -58kg王者・西京春馬が3月2日、公開練習を行った。

 西京は村越優汰を相手に初防衛戦に臨む。

 この日は2分間のミット打ちの後、会見に臨んだ。

 西京は昨年12月のK-1後楽園大会で椿原龍矢に敗戦後、初の試合となるが「12月に負けてしまったが、それをプラスにとらえるようにしている。格闘技を甘く見ていたということが分かった。負けて格闘技の厳しさを知って、そこからまた一から頑張っていこうという気持ちで練習していました。ちょっとなめた気持ちはあったかもしれない。今振り返ってみれば細かいところから意識もプロとして低かったかなと思う」などと反省。そして「練習も短時間で集中してやるようになったり、夜も練習するようになった。最近はまたボクシングジムに通うようになってパンチのスキルが伸びていると思う。ボクシングジムでもキックにつなげられるような、キックボクシングに役立つようなトレーニングをしている」などと話した。

この日は2分間のミット打ちを披露

「みんなにとって手の届かない存在になりたい」
 挑戦者の村越については「他団体にいるころから見ていた。僕よりキャリアもあるし、挑戦者ですが、自分の中では逆に僕が挑戦者と思ってやっています。今までで一番厳しい試合になるということは自覚している。ハイレベルな試合ができるのは楽しみ」とも話した。

 今回は初めて赤コーナーでメインを務めるが「前回の小澤選手とやった時はメインだったが挑戦者だったので気持ちは楽だった。今回はチャンピオンとして一番最後に試合をする。未経験なのでやってみないと分からないが、今のところプレッシャーはない」と話した。

 そして今後の目標として「みんなにとって手の届かない存在になりたい。ずっと負けないでずっと防衛するようなチャンピオン」と話す。そうなるとK-1のタイトル戦線への期待もかかるが「理想はK-1も取って、2つとも防衛していきたい」と大きな目標を掲げた。