映画初主演なのに…ノンスタイル井上「11番手くらい」の扱い!?



「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」概要発表会見が20日、都内にて行われ、俳優の井浦新や、お笑いコンビ野性爆弾のくっきー、NON STYLEの石田明、井上裕介らが登壇した。



 宇宙人が地球征服のためトップアイドルを目指す物語『劇場版ドルメンX』の音楽プロデューサーを務めるくっきーは、宇宙人をテーマとした音楽をどう作ったかと尋ねられ「ピアノの鍵盤を叩けば音楽ができるので」とすまし顔。「モーツァルトか!」との周囲のツッコミにも「モーツァルトなんです」と余裕の表情を見せたくっきー。「(ブレイクするまで)こういう場に呼ばれたことはなかったけど、いつの間にか“吉本の顔”になっていた。今後は沖縄でも女性関係に気を付けないと」ともらし、会場の笑いを誘っていた。



 また、映画『耳を腐らせるほどの愛』では石田が脚本を手掛け、相方の井上が映画初主演を果たした。石田は「当初は井上を起用するつもりはなかったが制作から“使ってくれ”と言われチョイ役にしたら、主役にしてくれと言われた。いかに主役の井上にセリフを与えずに済ませるか苦心した」と明かし、井上も「演技した記憶があまり無い。主役だけどセリフ量でいうと11番手くらい。でも撮影時間は一番長くて、じんましんが出ました」と初主演を振り返った。



 また、特別上映作品『ニワトリ★スター』の撮影では、監督のこだわりで、共演の成田凌と役作りのため10日間の共同生活を送ったことを明かした井浦。その間、撮影もせず「特別なことは何もしないようにしていました」という井浦に、司会のゴリが「一線を超えるような特別なことは…」と水を向けると「一線を超えることもたくさんありました(笑)」と調子を合わせ、すっかり芸人たちに溶け込んでいる様子だった。

 また本名・照屋年之の名前で監督・脚本を手掛けた『洗骨』を上映するゴリは「主演の奥田瑛二さんが何をやってもかっこいいので、すみません“奥田瑛二”を無くしてもらっていいですかと言ったところ奥田さんに、誰に向かって言ってるんだとすごまれました(笑)。それでも奥田さんはお前が監督なんだから言う通りにするよ、と言ってくださった。一瞬、ヒザが震えましたけど、やりたいことをやらせてもらった」と、監督業へのやりがいを語った。

 映画祭は4月19日から22日まで、沖縄県那覇市の波の上うみそら公園や国際通りなどで行われる。