武尊が縦横無尽の皇治に激怒。あわや乱闘【3・21 K-1】

最後のフォトセッションで皇治がつっかけ、武尊が激怒

皇治がヘルメットネタで弘嵩と武尊を挑発
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」(3月21日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の前日計量と会見が20日、都内で行われた。

「第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」出場8選手による会見では皇治が卜部弘嵩と武尊へ「ヒロヤン様、危険なので必ずお被り下さい」「タケポン様、ついでにお被り下さい」という張り紙をしたヘルメットを持って真っ先に入場。2人の席の前に置いたが、これは武尊の入場前にスタッフが片付け事なきを得る。

 しかし皇治は最後のフォトセッションでも再びヘルメットを手に登場。卜部と武尊に渡そうと歩み寄ると武尊が肩をついて一悶着。スタッフが割って入り乱闘には至らなかったが、久しぶりに怖い武尊が見られた印象だ。

会見では冷静にトーナメントへの思いを語っていた武尊だが…

武尊「明日で格闘家人生が終わってもいいと思っている」
 会見では武尊は「明日のトーナメントために人生賭けて体作りと練習をしてきた。僕は明日のトーナメントで格闘家人生が終わってもいいと思っている。全部出し切って、骨が折れようが何が起ころうが、絶対にベルトを巻きたい。ずっと意識していたのは1回戦のスタウロス選手。トーナメントは何が起こるか分からないし、実力通りに上がってくることはほとんどない。その都度考えようと思っているので今は1回戦のことしか考えていない」などと話した。

 武尊と1回戦で対戦するスタウロス・エグザコスティディスは「準備万端。ここにこうして並ぶことができて光栄。武尊選手が指名してくれたのでそれに応えなければならない。僕が勝って優勝します」などと話した。

弘嵩(左)と皇治のにらみあいにスタッフが慌てて止めに入る

弘嵩「優勝するために計画的に練習してきた」
 第1試合で卜部弘嵩と対戦する皇治は「珍しく気合が入っているから明日は頑張ろうと思う。俺のことを口だけとか言うとるみたいやけど、結局ここに座っていることが現実。口だけでここに座れるような楽なK-1のベルトやったら、さくっと取れるんちゃうかなと思ってる。明日は初めてベルトを取る気やし、気合を入れて頑張る。俺はタケポンとできればいいと思っていたけど、キューピーがなかなか強いからキューピーが上がってきて、タケポンとは12月の大阪大会でメーンでやったらええんちゃうかなと思ってる」とさりげなく12月の大阪大会もアピール。

 弘嵩は「いい準備ができた。明日はいい試合をしたい。(皇治の挑発については)優勝するために計画的に練習してきた。覚悟を決めて明日はリングに上がるだけなので、感情的になったりはしない。2回戦のイメージはできているがまずは1回戦に集中したい」と冷静に話した。

 1回戦第2試合の小宮山工介は「昨年は命がけの事故を乗り越え、スタウロス選手も乗り越えた。明日はトーナメントを乗り越えて優勝する。武尊選手と決勝で戦いたい」、対するスアレック・ルークカムイは「初めてのK-1なので全力で戦いたい。判定勝ちは面白くないので、ボーナスがたくさんもらえるKOで勝ちたい。ふだんから全力で戦っているがお金がかかるとより全力度が増す。この選手の中で特に恐れている選手はいない。1回戦については全く問題ない」

 1回戦第4試合の郷州征宜は「明日はワンマッチのつもりで1試合1試合全力で行きたい。対戦相手が代わったが、イケメンからイケメンに代わった。顔ではではKO負けなんで、試合ではしっかり勝ちたい」、対するデニス・ウォーシックは「明日の試合ではアグレッシブにいきたい。日本のK-1選手のように活発に動いていきたい」とそれぞれ話した。

トーナメントに出場する全選手と宮田充K-1プロデューサー