平本蓮がゲーオに日本人初KO勝利【3・21 K-1】

 3月21日(水・祝)、「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)が開催された。この日は、第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのほか、6つのタイトルマッチ、6つのスーパーファイトが行われるというファンにはうれしい盛りだくさんな内容。

 スーパーファイトには、城戸康裕、平本蓮、木村“フィリップ”ミノルら人気選手が出場。トーナメント、タイトルマッチに引けを取らない盛り上がりを見せた。



平山(写真手前)からダウンを奪い仁王立ちの木村(撮影・蔦野裕)
木村ミノルが真骨頂。平山迅を1RKO

◇第14試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
○木村“フィリップ”ミノル(1R2分50秒、KO)平山迅●

 勝っても負けても常にインパクトのある試合をし、会場を沸かせる木村“フィリップ”ミノルは、k−1のプレリミナリーで2戦KO勝ちし、本戦に初進出してきた新鋭平山迅と対戦。

「自分と同じタイプ」と木村が評したように、1Rから真っ向勝負の打ち合いとなった。
しかし1R、そこは経験の差で一瞬の隙をつき木村が右フックでダウンを奪うと、立ち上がりぎわすかさず今度は左で再びダウンを奪い、1R2分50秒で木村がKO勝利した。
 試合後、木村は「今日はお祭り的な雰囲気にふさわしく、相手も勇気を持って打ち合いに来てくれて自分の好きな試合ができた。自分とタイプが似ているので、どちらかが潰れるのは仕方がない」と試合を振り返り「自分はベルトを持たずにここまできた選手。これからも僕にはベルトなんかいらない。いるだけで価値のある選手だと思うので、ものに縛られず自分の価値を高めていきたい」と自分のスタイルを貫くことを宣言した。
 平山は「相手が強かった。それだけです。逆にすっきりしました。自分をまたしっかり見つめ直し、追い込んで、また這い上がれるように頑張るだけ」と吹っ切れた様子で木村を讃えた。

マイクパフォーマンスで久保に宣戦布告する城戸(撮影・蔦野裕)
城戸康裕が久保優太に挑戦状

◇第15試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
○城戸康裕(判定3-0=30-27、30-28、30-28)イッサム・チャディッド●

 昨年のスーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで存在感を見せつけた城戸がウェルター級に階級を落とし、初来日のイッサム・チャディッドと対戦。1R、2Rとお互い牽制し合い、手を出し合うも決定打にかける静かな戦いが続く中、3Rにはチャディッドが仕掛けにかかった。しかし、後半城戸の左のハイキックが喉元にヒットしダウンを奪うと、その後も左のハイキック、さらに打撃でチャディッドをコーナーに追い詰めたところで試合が終了。判定で城戸が勝利した。試合後リングでマイクを持った城戸は「どーもーキーちゃんでーす!」と陽気に挨拶。「ウェルター級に慣れたわー。落ち着くわー。チンギスとやりたくいからね。日菜太君強いのよ。俺のやっていることに間違いはなかった」とチンギス・アラゾフが日菜太にKO勝利した試合を振り返り、階級を落としたことが間違いじゃなかったと自画自賛。気分が良くなったのか、K-1のプロデューサーを狙っている発言や、野杁選手のモノマネが飛び出すなど絶好調。最後には「久保君、1時間後に試合できますか? ダメ?だったら6月待ってます」と久保優太への挑戦を遠回しにアピールした。

平本(写真手前)のパンチがゲーオをとらえる(撮影・蔦野裕)
平本「ラスボスに勝った」ゲーオがまさかのKO負け

◇第16試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●ゲーオ・ウィラサクレック(2R2分18秒、KO)平本蓮○

 新生K-1の申し子と日本人キラーのゲーオ・ウィラサクレックの一戦。1R、ゲーオはお得意の開始早々のキックで先制。しかし、この日のためにしっかりと対策を練ってきたという平本は冷静に対応。試合前、今回のテーマを「鏡」と語っていたように、平本はゲーオの攻撃を再現。ローキックにはローキックをミドルキックにはミドルキックをと、まるで鏡のように打ち合い蹴り合う両者。その中で2R後半、平本がパンチをラッシュ。ゲーオから2回ダウンを奪うと2分18秒でKO勝利した。
 平本は試合後「ずっと目標にしてきたラスボスに勝った感じ。僕はずっとこの試合で完全燃焼すると思っていたので、勝っても負けてもやめるのかなと思って練習してきた。とりあえず今日は勝ってよかったなと思います」と今回の試合に格闘家人生のすべてをかけてのぞんだことを告白。
 ゲーオが日本人選手にKO負けしたのは今回が初めてとあって、解説の魔裟斗は「平本は大きな壁を越えた。日本人はこれまでゲーオとの打ち合いにみんな負けていた。K-1を代表する選手の1人になった」と平本の成長を絶賛した。

その他のスーパーファイトの試合結果

◇第7試合/スーパーファイト/K-1女子-50kg契約/3分3R・延長1R
KANA(判定3-0=30-26、30-26、30-26)ポリナ・べトゥホーヴァ

◇第8試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
○軍司泰斗(判定3-0=30-29、30-28、30-28)登坂匠●

◇第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○中澤純(判定0-2=29-28、28-28、29-28)左右田泰臣●