今回も関東vs関西5vs5全面戦争【5・26 KHAOS.5】

メインで対戦する神保(左)と和島
メインはスーパー・ウェルター級のホープ対決「神保vs和島」

 K-1グループ第3のブランドKHAOSの第5回大会「KHAOS.5」(5月26日、東京・新宿FACE)の会見が4月3日、都内で開催され、大会コンセプトと決定カードが発表された。

 KHAOSは当日まで対戦相手が分からない「KHAOS ROYAL」「出場選手は10代だけ」、優勝者が賞金総取りのトーナメント「Money in the KHAOS」など大会ごとにテーマを決め、それに沿った試合を組んできた。今回は昨年秋に引き続き「関東vs関西」の5vs5対抗戦が行われる。

 メインを務めるのはスーパー・ウェルター級の「神保克哉vs和島大海」。神保は前戦でこの階級の元王者・中島弘貴を判定で破る殊勲の勝利を収めたばかり。和島もプロ戦績が9戦8勝1敗。勝利はすべてKO勝ちと、この階級の次代を担う者同士の戦いとなった。この2人は2016年に一度Krushで対戦し、その時は和島がKOで勝利を収めている。

 互いの印象について和島は「1回試合をしたときもパンチでダウンさせられている。パンチは強いという印象。僕が唯一負けている中島選手に勝っているので気合を入れて試合したい」と話せば、神保は「見た目では勝っている。やられたらやり返すだけ」と話す。これに対して和島が「顔では勝っている」と返すと神保は「ノーコメントで」と一言。

 和島は前戦、中国で戦い、体重超過の相手をKOで下しているのだが、「完全なアウェー。自分がダウンを取ってもシーンとしている。デビュー戦みたいな感じで初心を思い出して戦えたのでいい経験となった」と振り返った。一方、神保は「ああいうベテラン選手にも勝てるんだなという実感があった」と話した。

 今後については和島は「この試合もしっかりKOで勝って、年末のK-1大阪大会ではチンギス・アラゾフと戦いたいと思っているんですが、まだ早いかな?(笑)。アラゾフ選手と戦いたいです」、神保は「若い選手で強いのは和島選手だけ。和島選手に勝っちゃえば、いつも通りおやじ狩りに頑張ります。和島選手がアラゾフ選手と戦いたいというので、僕はジョーダン・ピケオー選手と戦いたい」と話した。
セミファイナルで対戦する森坂(左)と椿原
セミでは「森坂vs椿原」のフレッシュ対決

 セミファイナルはスーパー・バンタム級の「森坂陸vs椿原龍矢」。森坂はその変則的なスタイルでKHAOSで頭角を現し、Krushにも参戦。前戦では亀本勇翔に判定で敗れてしまった。

 椿原は昨年の「K-1甲子園-55kg」で優勝。プロではKHAOSのリングで軍司泰斗を、K-1のリングで西京春馬を破るなど2018年に大きな飛躍が期待されたが、Krushの3月大会で玖村将史に敗れ、勢いがストップ。ともに今回は出直しの一戦となる。試合時は森坂が20歳、椿原は19歳というフレッシュな組み合わせとなった。

 椿原は「前回の試合は負けてしまったので、今年2回目の試合はしっかりと勝って、また次の試合に出られるように頑張りたい。森坂選手は去年のKHAOSに一緒に出させてもらったが、試合前に初めての会見でおろおろしている時に一番最初に声をかけてくれて“めっちゃいい人やな”と思ったんですが、この試合が決まって“ああ、あの森坂選手か”と思いました」、森坂は「前回は勝たなければいけない試合だったが、完封されてしまってぼろ負けだった。今回は絶対に勝たなければいけないが、前回よりも強い選手と当たることになって、決まった瞬間は“やっべーな、これ”という感じだった。でもモチベーションは上がっている。“がけっぷちの森坂”という状態ですが頑張ります。椿原選手はK-1甲子園に出ているころから知っていて、3回目で優勝とすごい強い選手ということは分かっていましたし、KHAOSの時も空手上がりの本当に強い選手だと思った。スピードもあるし、コンビネーションもあるし、自分の中で勝てているところはないなというくらい格上の選手。ただ僕みたいなやりづらい選手とはやったことはないと思うので、そこを武器にして、なんとか狂わせて勝ちたい」などと話した。
「なんで僕の相手はゴリゴリの選手ばかり?」と宮田プロデューサーに突っ込む平山(右)に小鉄(左)はこの表情
平山は小鉄について「ゴリゴリ。銃持ってきそう」

 中堅戦はウェルター級の「小鉄vs平山迅」。平山はK-1の3月大会で木村“フィリップ”ミノルと対戦し、派手に散ったものの会場を大きく沸かせるファイトを展開した。小鉄は今回スーパー・ウェルター級から1階級落としての参戦となる。

 平山は「今回、KHAOS初参戦で全面戦争ということなんですが、小鉄選手と全面戦争ができるのやったら、会場が一番沸くんちゃうかなと思っています」、小鉄は「負けが続いている中で、試合を組んでいただけて感謝。でも感謝するだけでは意味がないので組んで良かったと思われる仕事がしたい」とそれぞれ話した。

 平山は小鉄の印象を聞かれると「70kgでやっていた選手ということで視野には入れていなかったというのが正直なところなんですが、前回他団体に出ている試合を見て、タフだと思った。多分毎回顔をはらしているんだと思う。タフで気持ちが強くて心が折れないファイターだと思った」としたうえで会見に同席した宮田充K-1プロデューサーに対して「僕の相手って結構ゴリゴリな選手が多くないですか? 渡部選手から始まり、K-1の前座で藤村選手、あと斎藤選手、塚越選手もそうですけど。67kgの選手がゴリゴリなのはまだいいんですよ、小鉄選手は70kgのゴリゴリで顔もやばいじゃないですか。見た目がやばくて、全面戦争っていったら銃持ってきそうでしょ」と会見を盛り上げた。平山が一本取った印象となった会見だった。

 次鋒戦はライト級の「東本央貴vs近藤拳成」。東本は前戦を中国で戦い、惜しくも敗れ、今回が再起戦。近藤は「K-1甲子園2016-65kg」の王者。昨年8月にKrush名古屋大会で篠原悠人と戦い敗れ、その後ケガのためリングから離れていた。

 近藤は「約9カ月ぶりの試合。去年負けた時にみんなを悲しませてしまった。今回は勝ってみんなを喜ばせたい。東本選手はパンチが強い選手。僕は倒されたくないので、僕だけが殴って倒します」、東本は「いつもと変わらずしっかり倒しに行く。近藤選手は名古屋の試合を見たが、会場を沸かせていい選手。自分も打ち合いに行くのでかみ合うと思う。楽しみ」とそれぞれ話した。

 先方戦はスーパー・バンタム級の「林勇汰vs黒田勇斗」。林はSAGAMI-ONO KRESTで林3兄弟の末弟、黒田はK-1グループの大会には初参戦で東京で試合をするのも初めてという。

 黒田は「前回のKHAOSはすごく盛り上がっていた。弟が出ていたんですが、僕も出たいと思っていたのでうれしい。1試合目なので熱い盛り上がる試合をしたい」、林は「KHAOSに出るのは2回目。1回目はオープニングファイト。今回は本戦に出られてうれしい。盛り上がる試合をしたい」とそれぞれ話した。

 12月にあるK-1大阪大会について黒田は「関西の選手はこういう大きな舞台に出るチャンスは少ないと思うので、モノにするという気持ちは関西の選手は強い。もちろん今回いい試合をしてインパクトを残して、K-1大阪大会につなげられれば」と話した。

 林ももともと兵庫県加古川市出身とあって「お兄ちゃんと一緒に12月に大阪で試合ができたらいいなと思っています」とともに12月のK-1大阪大会への出場を意識しての戦いとなる。
全面対抗戦に出場する10選手
◆「KHAOS.5」対戦カード◆

[KHAOSスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]
(K-1ジム目黒TEAM TIGER)神保克哉 vs 和島大海(月心会チーム侍)

[KHAOSスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]
(エスジム)森坂陸 vs 椿原龍矢(月心会チーム侍)

[KHAOSウェルター級/3分3R・延長1R]
(K-1ジム目黒TEAM TIGER)小鉄 vs 平山迅(ROYAL KINGS)

[KHAOSライト級/3分3R・延長1R]
(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)東本央貴 vs 近藤拳成(大成会館)

[KHAOSスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]
(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)林勇汰 vs 黒田勇斗(隆拳塾)