矢地祐介「“お客さんファースト”。だから殴り合い。その上で勝つ」【5・6 RIZIN】

会見後はいつものポーズで決めた矢地
「ヌネスは想像しているより強いはず」と警戒

「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する矢地祐介が4月30日、都内で公開練習を行った。

 矢地はこの日は2分間のミット打ちを披露。時折アッパーを交えるなど多彩なパンチのコンビネーションを見せ、練習後の会見では「絶好調。ケガもなく、バッチリ。とてもいい調整をさせてもらった」と好調な仕上がりぶりをアピールした。

 矢地は第9試合でディエゴ・ヌネスと対戦。ヌネスについては「多分想像しているより強いんだろうなとは思っている。メジャー団体を渡り歩いているし、ちょっと昔だけど結果も残している。映像はUFC時代のものを2〜3試合とここ2〜3年のものも見た。昔はイケイケだったが、最近のものはイメージが違った。ファイトスタイル、構えすらも違って見えた。でもピークの時の映像を頭に入れておけば、それより上回ってくることはないと思うので、全盛期の動きをインプットして練習している。ブラジルの選手は日本での試合は高いモチベーションで臨んでくるので、それに飲まれないようにしたい」などと警戒心を見せた。
「公開練習用」と言いつつも軽快な動きを披露
「自分の実力は世界の中ではどれくらいのものなのか」

 しかし「お客さんは倒し合い、殴り合いを見たいと思うので、そういうアクションの大きい試合にしたいと思っている。もちろん勝つ気ではいるが、ぶっちゃけ勝ち負けより会場を沸かせたい、お客さんに喜んでもらいたいという意識が強い。ファイターなんてお客さんあってのもの。お客さんに喜んでもらわないといけない。自分だけの満足のためなら、路上とか地下格闘技でやればいい。なぜあれだけ大きな会場でできて、テレビで流してもらえるかといえばお客さんが見に来てくれるから。だからそこは“お客さんファースト”で、と考えると殴り合いとか面白い試合をしたいということになる。その上で勝ちたい」と勝ち方にこだわる姿勢を見せた。

 それはこのヌネス戦にもうひとつのテーマを持って臨むから。矢地は「今年は“対世界”を掲げている。自分の実力は世界の中ではどれくらいのものなのかということに自分自身、すごく興味がある。今回の相手は一通りメジャー団体を渡り歩いていて、世界の標準レベルだと思っているので、そういう選手と戦うことによって今の自分の立ち位置を知ることができるというのがモチベーション」と話した。
時には笑顔で、時には真顔で記者の質問に答える矢地
トップ選手の自覚「変なことはできない」

 矢地は数日前にSNSで「お酒って怖い」と発信。これはもちろん、TOKIOの山口達也メンバーの件に対するコメントなのだが、これについて矢地は「だんだん顔も知られて来ているし、変なことはできないなということをちゃんと心に留めておきます。RIZINメンバーって言われることのないように気をつけます。女子校生の電話番号はアドレス帳に入っていないので大丈夫です」と、 “勝ち方”にこだわる姿勢とともにトップ選手としての自覚あふれる発言で締めくくった。