髙田延彦が悪質タックル問題で内田監督に「逃げてる」と辛辣発言

正反対のバックボーンを持つ髙田延彦氏(左)と横粂勝仁氏だが、意外に息ぴったり
「選手が単独でやったのなら監督なりコーチが怒り狂っているはず」と指示を示唆

 RIZINの髙田延彦統括本部長が5月21日、日大アメフット部の選手の悪質なタックルで関西学院大学の選手が負傷した問題での内田正人監督の謝罪会見について「何を伝えたいのか、いったいどうしたいのか、どこに着地点を持っていきたいのかということが透けて見えるのが一番の問題。監督が反則を犯した選手に指示をしたんだったら、したと言えばいい。それだけのことなんだから。指示していないのなら、“していない”となぜ言えないのか。あるいは“申し訳ない。指示しました”。となぜ言えないのか」と疑問を呈した。そして24日までに内田氏が再回答をするということについて「煮え切らない、逃げてる。日大やアメフット部、自分の受ける傷や悪い評価を最小限に抑え込むための時間稼ぎ。でもそう都合よくはいかない」などと批判した。
 
 これは同日放送された髙田氏出演の番組『髙田横粂の世相談義』でコメントしたもの。同番組は、元総合格闘家の体育会系・髙田延彦氏と、東京大学法学部出身の文化系コメンテーター・横粂勝仁氏が「今現在、髙田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論する生ワイドショー番組。

 髙田氏は映像を見た上での想像と断ったうえで「あれは一歩間違えば命に関わるタックル。本当にやっちゃいけないことをやったのなら、監督やコーチが吹っ飛んでいって怒鳴りつけるとか、そういう態度を取るはず。それはチームメートでも誰でも。でも、あの後も反則を重ねて退場になって戻ってくるときに、ねぎらうというか慰めているようにも見えた」と話した。重ねて「選手が単独でやったのなら“お前何してるんだ”と、監督なりコーチが怒り狂っているはずだし、謝罪会見でも、“話にならん”というはず。1年間の謹慎とか、なんらかの大きな罰則が彼に与えられないと話が通らない」と自らの指示について明言を避ける内田氏の会見の矛盾を指摘した。
今日も辛辣なコメントを連発した髙田氏
横粂氏「加害者と被害者の立場がまざった中でどのような言葉を発するのか注目」

 また22日に会見を開くこととなったタックルをした選手については「あえてあんな危険なプレーをやってしまった背景にどんな恐ろしいことがあるのか。こんなことしたら下手したら抹殺される、といった危機感を感じるようなプレー。場合によってはペナルティーが与えられるかもしれないことを単独でやったのか、監督の天の声で有無を言わさず、当日も念を押されてやらざるを得なかったのか。それが将来の自分の就職とかいろいろなことに影響を与えるかもしれないということがプレッシャーとなったのか」などとその行動の裏にあるであろう葛藤を慮りながらも「会見ではつまびらかにすべてを包み隠さず話してほしい。アメフットをやっている子供たち、アメフットを愛している人たち、ここまで盛り上げてくれた先人たちに敬意を払って、真実を勇気を持って吐き出してほしい」と話した。

 一方、弁護士でもある横粂氏はその立場から「その選手は加害者でもあり、もし内田監督に指示されていたとするなら被害者の側面もある。ただ大きくみたら加害者の側面のほうが大きい。こういう場合に加害者が会見をするということはあまりない。立場をしっかり認識して言葉を発する必要がある。明日は加害者と被害者の立場がまざった中でどのような言葉を発するのか注目したい」と話した。また21日に被害者側から被害届が出されたことについて「スポーツではルールに基づいた行為で生じたケガは責任を負わない。だからボクシングとかプロレスなどはケガをする前提で殴り合っているのだから暴行罪も傷害罪も発生しない。野球の乱闘は微妙だが、あそこまではギリギリ傷害罪は成立しない。でもルールから大きく逸脱したところでは傷害罪は成立する。それは正当業務行為ではないから。今回は被害届が出されたので、刑事事件が進んでいくと思われる。ただあまり前例がない。普段は被害届まで出されない。今回は社会問題にまでなっているので、どういう判断がなされるのかは要注目」などと話した。

 内田氏が24日までに文書で再回答をすることから、それを受け2人は来週もこの問題について議論する予定という。