和島大海が壮絶KOで神保を返り討ち。Krush王座へ照準【5・26 KHAOS】

対抗戦を制した関西軍。左から平山、椿原、黒田、近藤、和島(撮影・蔦野裕)
対抗戦は関西軍が3勝2敗で制す

 K-1グループ第3のブランド「KHAOS.5」(5月26日、東京・新宿FACE)で行われた「KHAOS of WAR 関東vs関西5対5全面戦争」で関西軍が3勝2敗で勝利を収めた。

 KHAOSは大会ごとに「出場選手が10代だけ」「優勝者が賞金総取りのトーナメント」といったさまざまなコンセプトのもと大会を開催。今回は昨秋に行われ、好評を博した「関東vs関西」の第2弾。

 2勝2敗で迎えたメーンの大将戦で和島大海(関西)が神保克哉(関東)を2R2分32秒、KOで下した。

 2人は2016年にKrushで対戦し、互いにダウンを奪い合う激戦を繰り広げた末、和島がKO勝ちを収めている。
和島(左)の左フックで神保はばったりダウン。壮絶なKO勝ちとなった(撮影・蔦野裕)
和島の左フックで壮絶KO決着

 1Rから和島の左のロー、ミドルが冴えわたる。しかし神保もそこにパンチを合わせ打ち合いに持ち込む。1R終盤、和島の左ストレートに神保が右フックを合わせるも、和島は足を使ってピンチを脱する。2Rに入ると和島の奥足への左ローキックが徐々に効き始め、神保の注意が下にいったところで、和島が左フック一発で最初のダウンを奪う。立ち上がった神保に和島はまたもローキック。パンチの連打で前に出る神保をローキックで止めると、またも左フック。ぐらつく神保に和島が右フックから左フックを打ち抜くと、神保はゆっくりと前のめりにダウン。危険な倒れ方にレフェリーがすぐに試合を止め、和島が2R2分32秒、KO勝ちを収めた。

 試合後のリングで和島は「これからの日本の70kgは僕が引っ張っていく。Krushのベルトに挑戦させてください」とアピールした。
主導権を取り終始攻め続けた椿原(左)(撮影・蔦野裕)
椿原が“曲者”森坂を完封

 セミファイナルは森坂陸(関東)vs椿原龍矢(関西)のスーパー・バンタム級の一戦。椿原は昨年、Krush王者の軍司泰斗、西京春馬に勝利を収めながら、今年初戦で玖村将史に敗れ勢いがストップ。森坂は回転系の技を得意とする独特のスタイルで好試合を連発するものの、最近は黒星が先行。ともに再浮上をかけた戦いとなった。

 1Rから椿原は速い飛び込みで距離をつぶし、パンチを放っていく。自分の距離ではない森坂はなかなか得意の回転系の蹴りを出すことができない。椿原は右ボディーなど手数と勢いで圧倒する。2Rも椿原の勢いは止まらない。飛び込みの速い右フック、ローキックと常に先手を取る。森坂が左ミドルを放つと右フックを合わせ、右ローにはパンチの連打で返すなど、森坂に連続の攻撃を許さない。3Rもプレッシャーをかけて前に出る椿原。2R同様、自分の戦い方ができない森坂はバックブロー、飛びヒザで打開を図るが、椿原はすぐにパンチを返すなど、主導権は渡さない。最後は打ち合いに臨んだ森坂だったが、椿原を最後までとらえることはできずゴングとなった。

 判定は2人が30-28、1人が30-27の3-0で椿原が勝利を収めた。
平山(左)が右フックを打ち抜いた瞬間。小鉄はばったり(撮影・蔦野裕)
平山が戦慄KOで12月のK-1大阪大会へ猛アピール

 中堅戦は小鉄(関東)vs平山迅(関西)のウェルター級戦。ここまで関東軍の2連勝で後がない関西軍だったが、平山が2R3分2秒、豪快なKO勝ちで関西軍に初勝利を呼び込んだ。

 平山は1Rから前蹴りを多用し、距離を取っては一気にパンチの連打で小鉄を追い込む。小鉄はガードを固め左ミドルに左右のローキックで対抗。しかし平山は強烈なパンチをガードの隙間から叩き込む。2Rも平山はパンチの連打と前蹴りで小鉄を追い込む。小鉄は飛びヒザを見せるが平山は当てさせない。最後も平山は前蹴りからパンチの連打でロープに追い込むと右フックを打ち抜き、ダウンを奪う。小鉄はピクリとも動かず、平山がKO勝ちを収めた。

 平山は試合後のマイクで「12月のK-1大阪大会、自分がいないと絶対に盛り上がらない。ウェルター級は俺しかいない」と大阪大会へ向けてアピールした。
次鋒戦の東本vs近藤戦は試合終了間際に、東本(左)が左フック一発でKO勝ち(撮影・蔦野裕)
◇プレリミナリーファイト第1試合/KHAOSフェザー級/3分3R
〇小久保裕気(判定2-0 29-29、29-28、29-28)龍斗●

◇プレリミナリーファイト第2試合/KHAOS女子フライ級/2分3R
●RINA(判定3-0 27-30、27-30、27-30)壽美〇

◇第1試合/KHAOSヘビー級/3分3R・延長1R
●訓-NORI-(判定3-0 28-30、29-30、28-30)RUI◯

◇第2試合/KHAOSヘビー級/3分3R・延長1R
●古田太一(3R2分12秒、KO)OD・KEN◯

◇第3試合/先鋒戦/KHAOSスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
◯林勇汰(判定3-0 28-27、28-27、28-27)黒田勇斗●

◇第4試合/次鋒戦/KHAOSライト級/3分3R・延長1R
◯東本央貴(3R3分3秒、KO)近藤拳成●

◇第5試合/中堅戦/KHAOSウェルター級/3分3R・延長1R
●小鉄(2R3分2秒、KO)平山迅◯

◇第6試合/副将戦/KHAOSスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●森坂陸(判定3-0 28-30、28-30、27-30)椿原龍矢◯

◇第7試合/大将戦/KHAOSスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
●神保克哉(2R2分32秒、KO)和島大海◯