Hey! Say! JUMP八乙女と高木W主演の舞台が初日「高まってきた」



 Hey! Say! JUMPの八乙女光と髙木雄也がW主演する舞台「薔薇と白鳥」が5月27日、東京グローブ座で開幕した。

 演劇はもちろん歌舞伎も手掛けるG2が書き下ろした シェイクスピア誕生の秘話に迫る歴史ミステリー 。八乙女は16世紀末の英国でエリザベス朝期の演劇の礎となった天才劇作家クリストファー・マーロウ、髙木はウィリアム・シェイクスピアを演じる。

 初日公演に前にはゲネプロが行われ、八乙女と髙木は取材に対応した。

 膨大なセリフに挑戦したことについて聞かれた八乙女は「最初は無理だと思った。入れるしかないので頑張って入れ込みました!」と、コメント。この舞台のために、髙木と2人で2日間の弾丸スケジュールでイギリスに行ったことが手助けになったといい「マーロンの勉強もして刺激をもらって、そしたらすっとセリフが入るようになった。マーロウをこう演じたい!と思いながら(セリフを)入れてきました」と、胸を張った。



 髙木は本作品が初舞台。舞台に興味を持つきっかけになったのが、八乙女が4年前に出演した舞台だっと明かし、「いいなあ自分もいつかやってみたいと思っていたら、まさか一緒にやることになった。うれしかったです」とにっこり。「稽古も毎日楽しかったです」と飄々としていた。

 マーロウとシェイクスピアの友情や葛藤、対立、そして秘密を描く。フィクションではあるものの史実や当時の演劇をめぐるエピソードを盛り込んだ興味深い物語。八乙女演じるマーロウは、劇作家で気鋭の詩人というだけに詩的なセリフも多く、髙木演じるシェイクスピアに比べて情熱的で感情的だ。ひょんなことから出会った2人は、演劇や戯曲を介して、特別な関係を築いていく。

「何度も稽古して、ぶつかり方もどんどん高まってきた」と、八乙女。2人は志願して他キャストよりも先に稽古をスタートしたという。「より深めていこうって」と、髙木。その成果あって、舞台上では本気のぶつかり合いが見られる。

 高木は「後はやるしかない。楽しみながら、失敗さえも楽しめるようになりたいと思います」、八乙女は「ライブと同じようにお客さんのパワーを借りつつ、できることを全力で、全キャスト、全スタッフと怪我のないように、千秋楽まで無事に楽しい作品にできたら」と、気合を入れていた。

 ほか出演に、武田真治、佐藤B作ら。

 6月24日まで同所で。その後大阪公演もある。