ラジャダムナン王座決定戦出場の緑川創が「パンチが当たれば倒せる」

「6月27日は絶対に取る!」と緑川創

6月27日にタイで「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座決定戦」
 新日本キックや「KNOCK OUT」を主戦場に戦う、新日本キック第8代ウェルター級チャンピオンの緑川創が6月27日にタイのラジャダムナンスタジアムで前チャンピオンのシップムーン・シットシェフブンタムとの「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座決定戦」を行う。

 緑川は6月5日、「RISE125」(6月17日、千葉・幕張メッセ・イベントホール)に出場する高谷裕之の公開練習でスパーリングパートナーを務め、その後、自らのタイトル戦についてコメントした。

 ムエタイ最高峰のラジャダムナン王座を目指して戦ってきた緑川にとっては今回のタイトル戦はやっとめぐってきたビッグチャンス「先輩の試合とか自分自身がタイで試合をする中で、これが立ち技の最高峰だと実感していて、それに挑戦して取りたいという気持ちがずっとあった。決まったからには死に物狂いで練習して、絶対に取ってやろうと思っている」などと話した。

シャドーで軽快な動きを見せた緑川

シップムーンとは1度対戦し引き分け
 対戦相手のシップムーンとは2016年に新日本キックのリングで対戦しドローに終わっている。

 それまでにも一緒に練習をしたことがあるというシップムーンについては「左ミドルと左ひじの選手という印象が強い。組みが強いことも分かっている。うまくリズムを壊して、なおかつ左ミドルも常にカットできる体勢を作って試合をしようかと思っている。向こうも僕のことは知っているはずで、パンチで来ると思っていると思うので、そこもうまく利用できれば」などと対策も万全のよう。

 ムエタイでタイ人選手相手に判定で勝つのは難しい。緑川も「ちょっとしたうまさの部分や判定の細かいところは、向こうにずっと住んでいないと分からない。倒せばみんなが納得する」とそこは認めつつも「かといって判定だから負けるといった戦い方をしようとは思わない。それも考えつつ、ちゃんと戦える試合をしたい」などと話し、「パンチが当たれば倒せる」と付け加えた。

もう7~8年の付き合いという緑川(左)と高谷

この日はRISE出場の高谷とマススパーリング
 この日、公開練習のパートナーを務めた高谷とは「きっかけはジムのOBの方が津田沼道場でトレーナーをされていて、そのつながりからスパーリングをするようになった。それから一緒に練習をさせてもらったり、プライベートでもお付き合いをさせてもらうようになった。もう7~8年になります」という関係で「(MMAの選手との練習は)体が強いので、圧力負けをしないように自分も頑張るし、圧力をうまくかわしたりということを考えながら練習できる。本当にパワーがすごいですね(笑)」などと話した。