女性30歳「夫の浮気相手が許せません」【黒田勇樹のHP人生相談 92人目の2】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 出演させていただいていたアクティブイマジネーション朗読劇『ラーマーヤナ叙事詩〜インドの神の物語2〜』【舞台役者編】が日曜(10日)に無事終了いたしました。今回もたくさんの皆さんに来ていただきまして、ありがとうございます。

 今回も学びの多い現場でした。稽古、本番はもとより、打ち上げの現場まで…

 次に皆さんにお会いできるのは映像になるのかな? 決まり次第お知らせいたします。

 では、今週も始めましょう。

写真・https://www.pakutaso.com/
みゆう(女性30歳)のお悩み
「不安は正直ありますが夫を信じて許そうと決めました」

 昨日のことの様に蘇る …そう!!そうなんです!!!

 あー、今も思い出してイライラしてきました。

 黒田さんって女性なのかな?ってくらい女性の気持ちが分かってらっしゃいますよね。

 返信していただけて本当にありがたいです。

 自分の頭でわかっていて言葉にできなかった事を黒田さんに文章にしていただいたことで少しすっきりした感覚があります。

 許すと決めた理由は3つあります。

 1個目は

 生活をガラリと変えてくれました。

 今までは朝方まで接待で飲みに行っていたのを大幅に削減。

 その代わりに旅行や同じ趣味を見つけて参加してくれたり…と、私といる時間を一番に考えてくれるようになりました。

 2個目は

 夫は会社を経営していて私はそれを手伝っているのですが、彼の経営手法や人との接し方など勉強になることが多くその点でとても尊敬しています。

 そばで見ていたいな、と思うのです。

 3個目は

 お金に困らない生活ができるからです。

 黒田さんのおっしゃる通り「またされるかもしれない。。」という不安は正直ありますが夫を信じて許そうと決めました。

 以上になります。

 アドバイス頂けたら嬉しいです!

 宜しくお願いいたします。

◆黒田勇樹
「騙されたと思って一度、すっかり忘れたフリをして暮らしてみてください」

 女性の気持ちがわかるというよりは…祖父以外、祖母、母、叔母というパワフルな女性3人と自分という生活をしていた少年時代の影響で、そこら辺の男子よりは「女性の言っていることへの理解が高い」のと、それでも永遠に根本が理解できない「女性という生き物が研究対象として大好き」なのがデカいですかね。

 なんもわかんないっす、女の子の気持ちなんぞなんもわからんす!わかれば今頃…!

 今回のお返事だって「許す」とか「信じる」とか言っておきながら、その理由の大半がご主人の人間性というよりは「お金」や「能力」によるものなことにビックリしてます。
男性的な思考だと「お金や才能はあるので浮気は目をつぶります」になりそうなところを「信じます」となっちゃうところが本当にミステリーです。

 まあ、でも、一つ目の「態度」を変えたのはとっても評価が出来るよね。人間性自体は変えるのが難しいけど、行動が変えられる人は結果も変えられるから、本当に浮気を二度としない可能性も垣間見える気がします。

 さて、信じて許すと決めた相談者さんに、前回言っていた秘策の劇薬を処方させて頂きます。世間の女性全員にも(僕に都合が良いから)真似して頂きたいので、今回は大いに拡散して下さい。

 それは「すっかり忘れたフリをして暮らす」です。

 女性には男性の2百倍ぐらい演技力があります。なんというかさっきの「目をつぶるじゃなくて許す」みたいに一見つじつまの合わない話も、女性は一回どこかに置いておいて自分の脳にも体に信じ込ませる力がある。

「忘れよう忘れよう」と努力をしようとしても、逆に思い出すきっかけになっちゃったりしてませんか?そうじゃないんです、女性の才能の使い方は!

 浮気を連想させる何かを見つけたら、全く浮気された過去なんかなく幸せな女性を演じて下さい。

「う…うわ…ウキワ!浮輪で海に浮かびたい!」とかでいいです。

「キャバクラ…キャバクラ幕府…鎌倉…大仏見たい!」とかでも。

 間違えちゃいけないのが「浮気のお詫びに海や鎌倉に連れていけ」だと、どんどん浮気と他の出来事が結びついちゃうので、「すっかり忘れたように、関係なく」暮らすことが大事です。

 多分2年、いや、早い人は半年とか2か月ぐらいで本当に細胞レベルで「なかったこと」に出来るハズです。

 まぁ、覚えてるうちは、なんで被害者の自分がそんなことしなきゃいけないのかしんどいし、馬鹿みたいな気持ちになるだろうし、何より相手の男になんのペナルティもなく都合のいい方法なので、僕から付き合ってる相手には絶対勧められませんが…

 なんというんでしょう、ホラ、自分の人生だからさ。

 手段は選んでいられないのですよ。

 騙されたと思って一度やってみて下さい。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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