朝倉未来「どんな体勢からでも倒せるパンチが打てる」【8・12 RIZIN.12】

ついにRIZIN初参戦を果たす朝倉未来

RIZIN.11出場の杉山しずかとともに「ヒートトレーニング」を披露
「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場する朝倉未来が7月9日、東京都内で公開練習を行った。

 通常の公開練習といえば、ミット打ち、シャドーボクシング、打撃、もしくはグラウンドのスパーリングを複数ラウンド行うというのが一般的なのだが、この日は同じジムでトレーニングする杉山しずかとともに最新鋭の機器を使用したインターバルトレーニングの一種である「ヒートトレーニング」を行った。

 踏み台昇降、ケトルベルトレーニング、ランニングマシンのセットを2回行った2人はトレーニング中こそ息が荒かったものの、朝倉が「息が切れてからの回復が早くなった」というように直後の会見ではすぐに息が整い、この練習の効果を感じさせた。

「ヒートトレーニング」でダッシュ

「RIZINに出ることがゴールではない。勝ち続けていろいろな面白い選手とやりたい」
 朝倉は元修斗フェザー級王者でUFCにも参戦経験がある国内屈指の強豪である日沖発と対戦する。RIZIN初参戦については「弟(朝倉海)が出てから僕自身が出ることも現実的に考えていた」と気負う様子もない。そして「格闘技はケンカの延長で始めたので、最初はプロとしてやっていくという考えはなかったが、試合に出始めてプロとしてやっていくと決めてからはRIZINは夢の舞台だった。でもRIZINに出ることがゴールではないので、勝ち続けていろいろな面白い選手とやりたい」などと話した。

 自分の試合スタイルに関しては「KO率が90%。連打でKOするというよりは一発でKOするという戦いなので緊張感がずっとある。そこが面白いところだと思う。蹴りでもパンチでもどちらでもKOしたことがあるし、パンチも両利きでどちらでも倒せる。どんな体勢からでも倒せるパンチが打てる」とし「自分からテイクダウンは狙わない。打撃戦に持ち込みたい」と話すなど、オールラウンダーの日沖に対して、徹底的に打撃にこだわった戦い方で挑むよう。自らが語るように、目の離せない試合となりそうだ。