岩田剛典、最新作での“試練”は学生服!?「初めてブレザーを着た」

 映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』完成披露プレミア試写会が4日、都内にて行われ岩田剛典、杉咲花、須賀健太、芦名星、大政絢、柴山健次監督が登壇した。

「恋愛映画ではありますが、恋愛だけではなく人生の大切なことが詰まっている映画だと思っています」と胸を張った柴山監督に続き、主演の岩田も「今回、初めて障がいと向き合う役柄を演じたのですが、描いているものは誰もが共感できる日常のことだったりします。完成した作品を見て僕自身、こういう恋愛の形もあるんだな、この出会いの到達点は究極なのでは、と思いました」と出来栄えに自信。「これまで悲しい役や家庭内暴力に明け暮れている役が多かったので自分はラブストーリーに縁がないと思っていた」と言う杉咲は「新しいことに挑戦できるうれしさと難しさを実感しました」と本格ラブストーリーにやりがいを感じた様子。
 また役を通して車イス生活を経験した岩田は「車イスの日常生活はもちろん、車イスバスケも経験しました。通常の車イスと高さが違ってけっこう怖かったりしましたね。本作のモデルになった方からもお話を伺い役に生かしていきましたが、やはり経験するのとしないのとでは全然違う。ほんの1センチの段差でも大変だったりするんですよね。どの建物もバリアフリーというわけではないので、ここを工夫したらいいな、というようなことも見えるようになりました」と、映画を通して意識が深まったことを明かした。

 試練を乗り越える主人公たちの姿にちなみ、撮影中に乗り越えた“試練”について質問されると岩田は「やっぱり車イスバスケのシーンですね。普段パフォーマーとしてもやっているので鍛えてはいるんですが、想像以上に過酷でした。胸から下が動かせないので、その分、腕と首に負担がかかって」と振り返った。一方、杉咲は「車を運転するシーンがあるのですが私は運転免許を持っていなくて、牽引される車の運転席に座ったものの操作がよく分からず、なぜか度々クラクションを鳴らしてしまって…」と赤面。そんな杉咲を岩田は「かわいらしいエピソードですね」とフォロー。また、ダイエット中だという須賀に差し入れのチョコレートを食べさせようと奮闘したという芦名だったが「断固として食べてもらえず、その試練は乗り越えられませんでした」。すると須賀は「でも岩田さんがキッチンカーで差し入れてくれたクレープは食べました」と告白し、会場も大笑い。大政は「高校時代のシーンで制服を着たんですが、花ちゃんと並ぶと恥ずかしくて申し訳なくて…」。すると岩田も「僕の試練もそれでした(笑)。本当に勘弁していただきたかったんですけど、ずっと男子校で学ランだったので、人生で初めてブレザーを着ることができました」と20代最後の学生姿もそれなりに楽しんだ様子。
 また、タイトルにちなみ出演者の“パーフェクト”な一面を質問されると、岩田と杉咲のパーフェクトなエピソードが次々と明かされた。「“パーフェクト花ちゃん”の話はいっぱいあるんです」という岩田。「父の日に、父親役の小市慢太郎さんに入浴剤のセットをプレゼントしていて、娘にしたいってこういうことだな、と思いました。若いのに気配りも素晴らしいんですよ」と、べた褒め。一方、杉咲は「私もパーフェクトな岩田さんの話はいっぱいあります。撮影がタイトで大変なのに常に自分よりも相手を気遣っていて。1度、差し入れてくださった“焼肉ロール”が本当においしくて、おいしいですね!!と言ったら、また別の日にもう一度、差し入れてくださったり」と感激をあらわに。すると岩田は「言われた瞬間に味を占めて(またこれをと)決めてました」とニヤリ。
 杉咲演じるヒロインを思いながらも黙って見守る同級生を演じる須賀は「これまでなら、僕だったらアタックしていると答えるんですが冷静になって考えてみると、相手が岩田剛典…はい、あきらめます、と(笑)」。さらに「撮影中、ふと見るとお2人が楽しそうに食品サンプルの話で盛り上がっていて、その姿が映画を見ているようでした。自分の役どころをリアルに感じました」とぼやき会場の笑いを誘った。芦名が「私の役柄上、少し距離を置いていたんですが昼食の時に2人で一緒に誘いに来てくれて」と振り返ると、大政も「2人で仲良くしていても、その中に入れてくれる。2人とも同じ柔らかい空気感を持っているんですよね」と、岩田と杉咲がまさにパーフェクトカップルを体現していたと語った。
 最後に監督が極めつけ?のパーフェクトなエピソードを披露。「高校時代のバスケットのシーンでは、通常はメイクで汗を表現するんですが、岩田さんは普通にウォーミングアップしていくれて。あのシーンは岩田さんの天然の汗で撮りました」と明かし、共演者たちを驚かせていた。

 映画は10月5日より全国公開。