ヤマハ、新型の3輪モーターサイクル「ナイケン」を発売

ナイケンにまたがる日髙祥博代表取締役社長

 ヤマハ発動機の新型モーターサイクル『NIKEN(ナイケン)』の発表会見が13日、都内にて行われた。

『NIKEN(ナイケン)』はフロント2輪、リア1輪という新型の3輪モーターサイクル。2014年に発表された『TRICITY(トリシティ)』にも採用している、ヤマハが開発したLMW(※1)テクノロジーに、専用開発した新ステアリング機構を採用することで、LMWならではの安定感とスポーティーで滑らかな旋回性や自然な操舵性を実現。フロントに2輪あることでグリップ力が高まり、前輪のスリップによる転倒リスクが低減するほか、段差などでもふらつきにくい。

進化したLMWテクノロジーが“リラックス&エキサイトメント”を実現した『NIKEN』

 同社の日髙祥博代表取締役社長は、技術を高め多様化させていくことによって顧客の幅も広げたいという考えを示し、ナイケンは「リラックス&エキサイトメントを感じられる本物のスポーツ・ツアラーとして、モーターサイクルの知識・経験が豊富で、新しい体験や技術に興味を持つお客様に注目していただけるのでは」と語った。

『NIKEN』の予約受け付けは同日より開始。納車開始は2018年内を予定している。価格は178万2000円。

※LMW…1モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称

ますます広がるLMWモデル