海人が相手の「ヒジ勝負で」の誘いをさらりとかわす【9・15 SB】

メーンで対戦する海人(左)とチャムアトーン・ファイタームエタイ

ラジャダムナンの現役王者と対戦
 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が14日、東京都内で開催された。計量は全選手がパスした。

 今大会もメーンを務めるSB日本スーパーライト級王者の海人はタイのチャムアトーン・ファイタームエタイと対戦する。

 チャムアトーンはムエタイ最高峰の二大殿堂ラジャダムナンスタジアムでは現在ベルトを保持し、ルンピニースタジアムでも元スーパーライト級王者というキャリアを誇る強豪。日本でも2017年8月には元日本ライト級王者・石井達也を1R秒殺KOで下し、今年8月に行われたラジャダムナンスタジアム認定興行では判定決着ではあったが高橋幸光を圧倒し勝利を収めている。

 シュートボクシング協会のシーザー武志会長も「海人にとっては今までで一番の強敵。その反面、海人だったらやってくれるのではないかと思っている」と話す難敵。強烈なヒジ打ちもあることから海人とのヒジ対決に注目が集まっている。

会見ではチャムアトーンの誘いに乗ることなく淡々と答える海人

海人「勝って自分が世界のトップだと証明できるように頑張る」
 会見では海人が「勝って自分が世界のトップだと証明できるように頑張る」と話すとチャムアトーンは「海人選手はヒジとヒザが強い選手」と持ち上げながらも「ヒジ勝負でお願いします。絶対負けないです」と海人を挑発。得意のフィールドに引きずり込もうとしたが、海人は「もちろんヒジでも蹴りでも、それで勝てれば一番かと思いますが、自分にはパンチもヒザもあるので、全部使って、最後は自分が倒していると思う」とクールに返した。