復帰戦のMIOが早期KO宣言【9・15 SB】

復帰戦に臨むMIO

「11月のS-cupでイリアーナ選手と戦いたい」
 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)で復帰戦に臨むSB日本女子ミニマム級王者のMIOが14日、KO決着を宣言した。

 MIOは7月の「Girls S-cup ~48㎏世界トーナメント2018~」の決勝でイリアーナ・バレンティーノに敗れて以来の試合で、フルコンタクト空手で多数の入賞経験を持つ女子高生キックボクサーの山口遥花と対戦する。

 この日行われた前日計量はともにパス。その後に行われた会見でMIOは「打倒イリアーナを見据えている。今回はこの試合を受けた山口選手に必ず後悔してもらう。11月に両国であるS-cupで試合をしたいし、やるからにはチャンピオンのイリアーナ選手とやりたいと思っているので、その権利を得るためにも、山口選手には申し訳ないが、早いラウンドで終わらせたい」と早期KOを宣言した。

対戦するMIO(左)と山口遥花

キャリア的には勝って当たり前。試合は50kg契約とリスクだらけの一戦
 一方の山口は「早いラウンドで終わらせられないように全力で頑張って対応していきたい」と穏やかに返した。

 キャリアではMIOが圧倒するものの山口も空手では豊富な試合数を誇る。そして今回は山口のフィールドである50kg契約。普段は48kgで戦うMIOが山口に合わせての試合と実はリスクだらけの試合なのだが、MIOは「今回は50kg契約ということでフィジカルの面でもパワーの面でもどこまで通用するかというチャレンジでもある。これから50kgの選手と当たることも多くなってくると思うのでその感覚もつかみたいと思っている」などと話した。

 MIOにとっては打倒イリアーナはもちろん、今後の戦い模様に向け自らに大きなプレッシャーをかける形での試合となりそうだ。