出会いスポット「パブリックスタンド」のランチ営業がカフェ作業マンにお得すぎる

 一斉を風靡した「相席屋」を経営する株式会社セクション・エイトのバー「パブリックスタンド」(以下、パブスタ)赤坂店が、9月21日にオープンした。飲み放題・チケット形式のバーで、これまで夕方〜翌朝の夜のみ営業だったが、赤坂店では初めてのランチ営業を始める。

 パブスタといえば、今や若者の出会いの場として定石のスポット。異性との相席でお酒を楽しむ人が多い。バータイムは女性は500〜1000円、男性は3000〜3500円で時間無制限の飲み放題を利用できるので、比較的格安にお酒を楽しめるうえ、1回お金を払うと店舗の移動も可能!渋谷、新宿、六本木などの主要駅に店舗が多いので、飲み歩きながら気の合う人を探すこともできると新しいカジュアルな出会いの場として流行している。

 そんな夜の出会いの場だったパブスタだが、新店舗の赤坂店ではなんとパブスタ初のビジネス向けランチ営業を行っている。ビジネスマンたちへの出会いの場の提供かと思ったが、どうやらそういう意味でもないらしい。なにやらノマドワーカーが非常に使いやすいらしいということで、実際に普段からカフェ作業の多い記者が実際に利用してみた。



 内装は、いたっていつもどおりのパブスタらしい華やかなスタンディングバーだ。気持ち座れる席が多めではあるが、テーブルは小さめ。果たして本当に使いやすいのだろうか……。そう思っていた矢先、値段表を見て度肝を抜かれることになる。

ランチタイムは「サンドイッチ+ソフトドリンクの飲み放題」「アルコール飲み放題」そして「ソフトドリンクのみの飲み放題」を選ぶことができる。最安値はもちろん「ソフトドリンクのみの飲み放題」なのだが、なんとこちらが330円。これで「Wi-Fi完備」「コンセント有り」なのだから作業には申し分ない。なんならコワーキングスペースを使ったり、コーヒー1杯でカフェで粘るよりも安い。その上フード持ち込みもできる。これで時間無制限飲み放題なのは非常にうれしい。

コワーキングスペースよりも安い価格設定……アツい!

 さらに、赤坂店では16時までがランチ営業、その後休憩を挟んで17時からはバー営業になるが、ランチタイムで店内に入っておけば17時以降もそのまま追加料金なく店内を利用できる。好きなだけ作業したあとに一杯飲みたいという人は、アルコールの飲み放題を注文しておくべきだろう。こちらはランチタイムに入っておけば男性は1620円、女性はなんと540円だ。

ブラックライトで光るスタンプさえ押してもらえばどの店舗でも飲み放題!

 カフェ作業の多いフリーランサーや、アポイントの多い営業マンにはなんともうれしい価格設定。さらにパブスタはもともと1度入場してしまえばその後店舗を移動しての利用も可能なので、ランチタイムは赤坂で、その後夕方以降はまた街を移動しても追加料金なくパブスタを利用することができるのである。

 そう思うと、作業には少々小さめかと思われたテーブルも全く問題なく感じてくる。13インチのノートPCはしっかり収まる。飲み放題メニューにはアメリカで話題のムース状の泡がくせになる「ニトロコーヒー」も入っている。ファミレス価格で飲み放題が利用でき、かつ種類も豊富なので飽きもこない。これは控えめに言っても非常にありがたい。

ベジタリアンサンドイッチ(大)

フードは持 ち込みもできるものの、パブスタで用意されているサンドイッチもしっかりめの“萌え断”サンドイッチ。野菜も多めで味もおいしく、忙しいビジネスマンにはうれしいヘルシーミールだ。

サンドイッチ2種と飲み放題のセットでも1080円という破格な値段設定。これはぜひ全店舗でランチ営業を実装してほしい。そうすればいちいち最安のWi-Fiカフェを探さずとも、朝から晩までパブスタに居座る「パブスタ廃人」になることは間違いない。もちろんバータイムは通常の相席バーになるので、出会いも一層増えそうだ。

 まずは赤坂近辺が職場だという方は、ぜひ一度ランチタイムに飲み放題で入場して、夜にもう一度バー利用してみて欲しい。コスパの良さは確実に実感できるはずだ。

(文・ミクニシオリ)