大谷亮平が初めてのライフストーリー本「本当の部分を楽しんで」



 連続テレビ小説『まんぷく』に出演中の大谷亮平がライフストーリーブック『日本人俳優』(TAC出版)を発売、7日、都内で発売記念イベントを行った。

 イベント前に取材に対応した大谷は、「自分に関していろいろ書いていただいた本というのは人生で初めて。韓国で芸能生活をしていてもそういうことはなかった。インタビューを重ねていただいて、いろいろ詳しくお話をしながら、時間をかけて作った本なので感慨深い」と、話した。

『日本人俳優』というタイトルは「正直にいうと(笑)……出版社と会社の人が話し合って。僕は、どうだって聞かれました」と本人。「僕のことを知らない人は何だこれと思うかもしれないですけど、いろんなルーツがあって意味があるんだよという意味では興味が沸くんじゃないかと。自分に合った面白い題名だと思いますね」。



 本書では、子どものころのこと、バレーボールに打ち込んだ学生時代、10年を超える韓国での活動や当時の思い、“逆輸入”される形で日本に活動拠点を移してからドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『まんぷく』と現在に至るまで「全部書いている」。

 世界的な写真家・鋤田正義氏によるポートレートも満載。スーツで決めたショットやナチュラルな表情を捉えた写真、現在もクラブチームでプレーを続けているというバレーボールをする姿も。「仕事とは別に一生懸命やっていまして、人生の一部。カメラマンの鋤田さんに暑い体育館まで来ていただいて、ボールをよけながら撮っていただきました」と、笑った。

「自分の心情を恥ずかしいぐらい引き出してもらった」と、大谷。「日本に帰ってきて、すごいいいリズムで仕事をさせてもらっているんですが、見えない部分で焦ったり、うまくいかないことはあって。あの仕事をしているとき、実はこうだったんだよ、というのが書かれている。本当の部分を楽しんでいただける本だと思っています。興味を持っていただける方はぜひ」と、PRした。



 取材では、スタートしたばかりの『まんぷく』についても話題に。「制作の方々、キャスト陣は、いい評価をいただいているんじゃないかと話しています。本が面白いし、現場の雰囲気もいいので、この先、その評価を裏切らない作品になっていると思います」と、話した。