女子3階級は柳 仙香、古谷あさみ、廣瀬里美が優勝【10・14全日本アマ修斗選手権】

柳(手前)はここから腕十字でグイっと締め上げた
女子フライ級の柳は「このまま頑張って、プロ選手になりたい」

 アマチュア修斗の最高峰「第25回全日本アマチュア修斗選手権」が10月14日、神奈川・小田原アリーナで開催された。

 昨今の格闘技界で大きな注目を集める女子格闘技だが、今大会でも昨年に続き、アトム級、ストロー級、フライ級の3階級で女子の試合が行われた。

 女子フライ級の決勝は山田彩香と柳仙香が対戦し、2R2分40秒、腕十字固めによるTKOで柳が勝利を収めた。

 1R、山田が打撃の攻防からタックルでテイクダウンに成功するなど優勢に試合を進めるが、柳も下からしっかり対応。2Rも山田がテイクダウンに成功するが、今度は柳が下から左腕をがっちり腕十字にとらえたところでレフェリーが試合を止めた。

 柳はテコンドー、キックボクシングといった打撃系の格闘技をバックボーンに持つのだが、フィニッシュは見事な腕十字。試合後、柳は「寝技はについては、この前、QUINTETのアマチュア大会に虎の子チームで出た時に寝技の練習を頑張ったので今回生かせたのかと思う。このまま頑張って、プロ選手になりたい」などと話した。
廣瀬(左)のパンチが木越を襲う
アトム級の廣瀬は「決勝前は緊張して逃げ出したかった」

 アトム級の決勝は木越めぐみと廣瀬里美が対戦。2R2-0の判定で廣瀬が優勝した。

 1Rは広瀬の打撃に木越がタックルで対抗。廣瀬は尻はつくものの、ケージを巧みに使い完全なるテイクダウンは許さない。木越が攻め手を欠き、ブレイクでスタンドに戻ると広瀬がパンチ。木越はまたもタックルで局面の打開を図る。

 2Rもタックルで攻める木越だったが、広瀬はがぶってつぶすと逆に上のポジションを取りハーフガードの状態をキープするなど木越をコントロール。時間切れとなったが、ジャッジ2人が20-18、1人が19-19の2-0で広瀬が勝利を収めた。

 廣瀬は「ずっと緊張していたが腹をくくって、チームを信じて戦った。優勝できて良かった。決勝前は緊張して逃げ出したかった。(今後は)年にもう1試合くらい、修斗のアマチュアの試合がしたい」などと話した。
古谷(右)と古瀬のパンチが交錯
古谷「全日本で優勝すると結婚できるというジンクスがあるので頑張りたい」

 ストロー級の決勝は古瀬美月と古谷あさみが対戦。2-0の判定で古谷が優勝した。

 1Rから打撃の展開が続く。2Rに入るとやや古谷の手数が増えてきた印象も、一進一退の攻防。古瀬はラウンド終盤、はっきりしたポイントを狙うべくタックルからテイクダウンを奪うが古谷はきっちり対応し、これも決定的なポイントをとはならず。

 試合は判定となり、2人が20-18、1人が19-19で古谷を支持した。

 古谷は「待ち時間が長くて緊張した。待っている間は過去の痛い経験を思い浮かべていた。(所属する)K’z FACTORYでは全日本で優勝すると結婚できるというジンクスがあるので、今度はそっちに向けて頑張りたい」などとコメントした。
大人顔負けの動きを見せたキッズ&ジュニア修斗の選手たち
キッズ&ジュニア修斗も4試合開催

 この日は「第2回キッズ&ジュニア修斗交流戦」も行われ、「28kg以下」「32kg以下」「42kg以下」の3階級4試合が行われた。7~12歳の選手たちの中にはすでに柔術の試合を20戦経験しているという猛者もおり、流れるような動きで腕十字を決める場面には観客からも感嘆の声があがった。

 修斗、ひいては日本格闘技界の底辺拡大にジュニア修斗が果たす役割の大きさを感じさせた。

各階級の優勝者たち
各階級の優勝者は以下の通り。
■ストロー級
優勝:田上越累(BLOWS)

■フライ級
優勝:宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)

■バンタム級
優勝:當房 桂(修斗GYMS直心会)

■フェザー級
優勝:野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)

■ライト級
優勝:中山慎平(修斗ジムroots)

■ウェルター級
優勝:上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)

■ミドル級
優勝:井口雅仁(AACC)

■女子アトム級
優勝:廣瀬里美(パラエストラ松戸)

■女子ストロー級
優勝:古谷あさみ(SHOOTOGYM K'zFACTORY)

■女子フライ級
優勝:柳 仙香(ALLIANCE)