今年最後の大会で島野浩太朗vs大岩龍矢のタイトルマッチ開催【Krush.96】

2018年のKrushを締めくくることとなった島野(左)と大岩

「打たれ弱い」「その前に終わらせる」と見えない火花がバチバチ
 Krushの2018年最終戦となる「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が10月18日、東京都内で開催。王者・島野浩太朗に大岩龍矢が挑戦するKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチが発表された。

 島野は初防衛戦。大岩は2016年8月に小澤海斗のフェザー級王座に挑戦して以来のタイトルマッチとなる。現在、4連勝で2連続KO中という戦績が評価された。

 このカードはメーンで行われる予定で、2018年のKrushを締めくくる試合となる。

 大岩は「今年ベルトを絶対獲ると言っていて、このタイミングでタイトル戦が決まるのはみんなのお陰。最高の気分。今年のKrushの最後の試合は自分がKOして締めたい」、島野は「気合が入っている。年内のKrush最後の試合ということで特別な思いで最高の試合を見せたい」とともに特別な試合への意気込みを見せた。

 互いの印象について、大岩が「打たれ弱い印象があるので、自分のパンチで倒れるかな」と言えば、島野は「そうなる前に自分が一発当てて終わらせようと思っている」と見えない火花を散らした。

 島野は初防衛戦について「ずっとkrushのベルトを目標にやってきて、前回の試合でタイトルを獲得することはできたが、終わって感じたのは戦いに終わりはないということ。この階級は強い選手が多い階級なので、防衛戦に向けて準備を怠らず気持ちだけは切らさず過ごしてきた」と話した。

 大岩は2度目のタイトル挑戦となるが「Krushのベルトを獲るために上京してきた。2年前に小澤選手に負けて、その悔しさがあったからまた頑張れた。あの時より強くなっている。今回は死ぬ気で獲りに行きたい」と話した。

 また“この試合後”について問われ、島野は「この防衛戦をクリアすることで、よりKrushのチャンピオンとして認めてもらえるのかなという思いがある。前回は挑戦者で“死ぬ気で獲ってやる”という気持ちだったが、今回は“死んでも守ってやる”という気持ち。まず守ることをクリアして、チャンピオンとして勝つことはもちろんだが、生き残りということを考えている」、大岩は「このベルトは通過点。Krushのベルトという形のある物をしっかり巻いて、K-1チャンピオンになるという次の目標を目指して頑張りたい」と好対照の答えを出した。

〈この日発表されたカード〉
[Krushスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]
(菅原道場)島野浩太朗 vs 大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

〈既報済みカード〉
[第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝/3分3R・延長1R]
(K-1ジム総本部チームペガサス)軍司泰斗 vs 椿原龍矢(月心会チーム侍)