TRFのSAMが男性向けエクササイズ本「体が動けば100になっても踊っていたい」



 TRFのSAMが自著『年齢に負けない「動ける体」のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング発行、1280円+税)を出版、23日に、その記念イベントと記者会見を都内で行った。

 男性に向けたエクササイズ本。現在もダンサーとして活躍するSAMが40年のダンサーとしての経験を活かし、「年齢に負けない動ける体」を維持するためのオリジナルメソッドを紹介する。これまでも高齢者向けのエクササイズプログラムに関わったり、TRFとして女性向けのエクササイズDVDを発売した経験はあるが、男性向けとうたって取り組むのは初めて。

「40代過ぎから僕と同じ世代の方々、普段運動することから少し離れてしまった方に向けて、体を動かして老後に備えてしっかりした体を作れるようにと作らさせていただきました。僕も含めてですが体の衰えを実感してくる世代。もう一度体を鍛えて、気持ちもリフレッシュしていただきたいと思いました」
 
 トータル12種のエクササイズを紹介。誰でも気軽に取り組めるエクササイズで、SAMがダンスをする前に準備運動をする動きをベースにアレンジしているという。

「体を鍛えるトレーニングもいろいろやってきたなかで、手軽にできて効果的で、いろんな体の部位に効くものになっています。簡単な運動なんですけど、これを続けるだけで、確実に体は強くなる」と、太鼓判。「(毎日)最低3分でもやれば確実に体は変わってきます」。

見よ、この可動域!

 現在、56歳。いまもダンサーとして踊る。「10代20代の自分からしたら、50歳はおじさんだった。その年まで踊っているとは思っていなかった。仲間とは50になっても踊っていようという話をしていたので、そこを越しているのは不思議な気持ち」と、本人。

 本書の中では100歳まで踊りたいとしているが……。

「いまや年齢で区切る時代でもない。体が動くかぎりは踊っていると思います。人前で踊る踊らないは抜きにして、ライフワークとして踊るという意味では、体が動けば、100になっても踊っていたい」

 TRFとしての活動も25年を超えた。「TRFは良くも悪くも目標を立てないグループ。目の前に来たことを一生懸命やろうというグループなので、この先も臨まれる場所があればライブをしたりとか、うたっていったりすると思います」とした。