EXILE ÜSA が「おいしいダンス」を披露! 中米ホンジュラスで着想



 EXILE ÜSAが25日、青山の国連大学本部で行われた国連WFP視察報告会「EXILE ÜSA、ゼロハンガーへ向け出航!~ホンジュラスの支援現場より~」に登壇、自らが見てきた中米ホンジュラスの現状を報告した。また、現地でのリサーチに基づいて作られた「おいしいダンス」も披露した。

 2017年から国連WFPを支援し、今年5月に国連WFPサポーターになった。昨年から10月16日の世界食糧デーのキャンペーンなどさまざまな活動に参加し、国連WFPの活動を広めている。
 
 ホンジュラスの視察もその一環で、今年8月末から9月上旬にかけて現地を訪れた。

 ホンジュラスについてほとんど知らず、インターネットで調べた結果「相当いろんな国に行ってきましたけどビビりました」と笑ったが、「実際行ったら、フレンドリーでいい人ばかりでした。みなさん食べることが大好きな人たちで、印象的だったのが、お昼ご飯を食べているのにもう夜ご飯は何にしようかって、1つ先の食事の話をするっていう。そのぐらい食べるのが大好きな人たちでした」


 現地では国連WFPが行っているさまざまな活動を視察したり、山間の集落や小学校、家庭などを訪問して現地の人たちと交流も行った。

 いろいろ見て回った中で、特に印象に残ったのは「学校給食支援」だという。

「子どもたちが学校に来て給食を食べることをすごく楽しみにしていて、それをモチベーションに学校に来て勉強も頑張っていることが知れてうれしかったです。おいしい給食があるということで、学校を休む子や退学する子がいなくなったんだと聞いて、素晴らしいことだなと思いました」
 
 学校給食は地元で作られた農作物を使い、母親たちが調理をしていることも報告された。

「お腹が空いていると勉強にも集中できないし、ダンスすることも、なかなか力ができなかったりする。おいしい給食があるとしっかり学ぶことができて、将来、いい仕事に就けるかもしれない。それから村に帰ってきて村を活性化してくれる。そういういい循環を見られて希望が持てました」


 視察では、学校で出会った子どもたちを取り巻く生活環境も見て回った。子どもたちは家計を助けるために、学校に行く前や終わってから、ÜSAいわく「東京ドームぐらいある」広大なごみ捨て場でごみを集めて現金収入を得ているという。

「学校給食ができる前は、学校を休んで、1日中ごみの山にいて、学ばずに過ごしてしまうということが起きていたらしいです。学校給食ができたことによって1日中そこにいることはなくなったそうです。学校に行こう、勉強しようというふうに意識が行ったのはいいことだと思います」

 農業によって自給自足を促す自立支援をしている集落を訪れた際には温かい気持ちになったという。

「(農業を始める前は)お父さんが遠くまで出稼ぎに行かなければならなくて、家族がバラバラだったんですね。でも農業を始めることになって家族が一緒にいられるようになり、食を通じて、家族がひとつになれたというのを見てめちゃくちゃ心がほっこりして、幸せな気持ちになりました」。また、「この光景が広がっていけば、飢餓をゼロに絶対できるなという確信が持てた」と話した。

 母子栄養支援の話になった場面では、司会者が ÜSAが来年には父親になることに触れると、「ちょうど来年、子どもが生まれる予定なので……8月に行ったときは、父親になる覚悟、心の準備を作っていたところだったので、すごく勉強になる現場でした」と、 ÜSA。生まれたばかりの赤ちゃんの身体測定や健康状態のチェックを手伝ったそうで「本当に子どもたちがかわいかったです」と、話した。


 現地の様子を知ったり、たくさんの人と触れ合う中で、 ÜSAは「おいしいダンス」を作ったという。これは兼ねてからÜSAが言い続けている「ダンス語を作りたい」という夢の第一歩になる。

「子ども時代に全世界に友達ができる、これが世界平和への一番の近道だとイメージしています。子どもが集まった時にどうやって会話をしようかというときに、もしダンス語というものがあったら、もっと早く仲良くなれるし、お互いのことを知れるんじゃないかと思って。その最初の言語を“おいしい”にしようと思いました」

 現地で市場やいろんなところに出向いて「おいしい」って何かについてリサーチしたり、おいしいものを食べたときのジェスチャーを観察したりするなかで、完成したという。

 ダンスは、食べるポーズを取り入れた誰でも簡単に踊れるもので、ÜSAの「みんなで一緒に踊りましょう!」の呼びかけで、報告会に参加した人たちも立ち上がって笑顔で踊り、報告会を締めくくった。「ホンデュラスの子どもたちとも踊りたいですね」と、ÜSA。「たぶん……この映像送ることもできると思うので、みんなで覚えて給食を食べた後に踊ってほしいですね」と、笑顔だった。


 国連WFPは、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関。1961年に設立され、「持続可能な開発目標」(SDGs)の目標2「飢餓をゼロに」がほかの目標達成の基盤にもなるとの考えのもと、目標の実現を目指し、活動している。