WWE初の女子だけのPPVでロンダ・ラウジーが王座防衛【10・28 WWE】

鬼気迫る表情でベラ・ツインズの2人を担ぎ上げるロンダ(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

ベラ・ツインズを一蹴。最後はアームバーでニッキーがタップ
 WWEで初めてとなる女子だけのPPV「エボリューション」が10月28日(米国現地時間)、ニューヨーク州ユニオンデールのナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムで開催された。

 ロウ女子王者のロンダ・ラウジーがベラ・ツインズのニッキー・ベラを挑戦者に迎え王座戦を行い、防衛を果たした。

 ロンダとベラ・ツインズはかつてトリオを組んだ仲だったが、「スーパー・ショーダウン」(10月8日)で突如ベラ・ツインズが裏切りの襲撃。プライベートでもロンダの非難を続け、一触即発の状態となっていた。

 試合が始まるとロンダはいきなり払い腰、一本背負いで投げ飛ばして序盤からニッキーを圧倒。しかし、場外戦になるとセコンドのブリー・ベラが挑発した隙にニッキーが背後から攻撃。ロンダをコーナーポストに叩き付けて形勢逆転する。

 ロンダはその後もニッキーのチンロックやスプリングボードキックを食らって苦戦するが、ニッキーの蹴りをキャッチするとファイヤーマンズキャリーの体勢に。そこに助けに入ったブリーも同時に抱えると、そのままスタンディングリバース肩車で投げ飛ばした。

 これで勢い付いたロンダは「カモーン・ニッキー」と挑発して巴投げ、ブリーも解説席に投げ飛ばして排除すると、最後は必殺のアームバーでニッキーからタップを奪って王座防衛を果たした。

バトルロイヤルで奮闘するアスカ(右)(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

バトルロイヤル出場のアスカは女子王座戦挑戦権獲得ならず
 この日は女子王座戦挑戦権を賭けた女子バトルロイヤルが開催された。

“明日の女帝”アスカをはじめ現役スーパースターにまじり、殿堂者のアランドラ・ブレイズやアイボリー、レジェンドのトリー・ウィルソンやミシェル・マクールなども参戦した。

 アイコニックスが「これがスポットライトのラストチャンスよ」と挑発すると、全員を敵に回してトップロープから落とされて除外。さらに新旧女子対決に発展すると、トリーやアランドラなどレジェンドたちが次々と除外された。

勝ち名乗りを受けるナイア(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

優勝したのはナイア・ジャックス
 アスカは盟友ナオミと協力して生き残りを狙うと、アイボリーをヒップアタックで排除する。

 ここで生き残りはアスカ、エンバー・ムーン、ナイア・ジャックス、タミーナの4人。しかしアスカはNXT時代のライバル、エンバーとの一騎打ちでスーパーキックを食らって排除されてしまう。

 そのまま勢いづいたエンバーはタミーナをエクリプスで沈めて排除。残るナイアとエンバーの一騎打ちかと思いきや、実はまだ生き残っていたゼリーナ・ベガが登場。しかしナイアが2人を排除して優勝を果たし、女子王座挑戦権を獲得した。

 ナイアは「ロウ女子王座のことを考えているわ。私は再び王者に返り咲く」と王座戦に照準を合わせた。