向井理と原田泰造、連続共演で「同じ空気を吸いたくないほど」バチバチに



 WOWOWの「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」の特別試写会イベントが7日、都内で行われ、主演の向井理、渡部篤郎、原田泰造らが登壇した。

 2008年から続くWOWOWの連続ドラマ「パンドラ」シリーズの最新作。向井は医療用AIの開発者である主人公の鈴木、渡部はその医療用AIを導入したIT企業の代表、原田は向井演じる鈴木と対立する、AIを嫌う天才外科医をそれぞれ演じる。

 この日は、向井、渡部、原田にほか出演者が加わり総勢7人が舞台挨拶に立った。



 向井は「今回はパンドラという10年続くシリーズに参加できてうれしい。撮影が終わりほっとしている」と、安堵の表情で語った。

 渡部も「WOWOWのドラマは何年も…何年続けてるだろう。高尚なエンターテイメントを作る製作陣のもと、難しい役を何とかやれたのは自分の力だと思っている」と笑いを誘った。出演者も互いに笑い合い、和やかな雰囲気で舞台挨拶が進んだ。

 原田は「ネプリーグで女医に医者の役をやったことがなさそうと言われていたので、やれてよかった。パンドラ4があったらまたやりたい」と言い、向井に「今回が4です」と突っ込まれ、恥ずかしそうにしていた。

 向井と原田はNHKドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」に続く共演。「前回は一緒に風呂に入るような仲。今回は同じ空気を吸いたくないほどバチバチで、面白かった」と語っていた。



 最新シリーズは、ガンの特効薬やクローンなど、文明の進歩や発達がどんな影響を与えるのかがテーマ。向井も「初めて見る人は、WOWOWの真骨頂を見ることになると思う。WOWOWでしか取り扱えないテーマを扱っているし、今回のドラマにはWOWOWに僕たちが出る意味のようなものも詰まっている」と語った。

 10年間「パンドラ」シリーズを作って来た河毛俊作監督は「10年も作り続けることになるとは思ってなかった。医療のコンビニエンス化で、医者もなくなっていく未来すら考えさせられるSF」と語った。

 WOWOWで11日午後10時スタート。全6話。第1話は無料放送。