回る『メタルマクベス』ついに最終章へ! 浦井健治と長澤まさみが締めくくり



  舞台「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 」が9日、豊洲のIHI ステージアラウンド東京で、初日を迎える。8日、公開稽古が行われ、開始前に主演の浦井健治と長澤まさみが登壇し、意気込みを語った。

『メタルマクベス』はシェイクスピアの『マクベス』を、劇団☆新感線と宮藤官九郎が大胆にアレンジした作品。2006年に初演され、今回は再演。今年はすでに「― disc1」「― disc2」とキャストを変え連続上演され、今回の「― disc3」が最後の公演となる。

 意気込みを聞かれ、浦井は「disc3が集大成であることを踏まえて語尾までしっかり演じ切っていきたい」。長澤は「広い劇場なので、客と一体になって舞台をやっていきたい」と語った。


 360度回転するステージを使っての演技に関して、ミュージカルの王子と呼ばれる浦井ですら「運動量がすごいので大変。運動会かと思うくらい、キャストも(裏の)スタッフも走り回っていて、本当に体力勝負な公演」と本音をポロリ。長澤も、「明日から千秋楽まで、60公演。こんなに長い公演は初めて。なんとか走り切りたい」と笑顔で語っていた。

 ストーリーは近未来の西暦2218年が舞台。フェンダー国とギブソン国、そして新興勢力のESP国が戦争の火花を散らしている。そんな中、メジャーデビューしたメタルロックバンドのメタルマクベスが活躍する1980年代とを行き来しながら進んでいく。浦井と長澤は、2218年のランダムスター夫妻、1980年代のマクベスと敏腕マネージャーのローズをそれぞれ演じている。


「物語没入型」と言われる劇場を存分に利用し、近未来と過去の入れ替わりもスムーズに行われる。客席が回転、振動することによって、観客はまるでアトラクションに乗っている感覚で鑑賞できる。

『メタルマクベス』では重低なメタルロックサウンドも楽しむことができ、音楽は全公演バンドが生演奏。爆音のメタルに乗せて、浦井と長澤が生歌を披露する。取材時、浦井は長澤の歌唱力を絶賛。2017年のミュージカル『キャバレー』でも生歌での公演を披露した長澤は、「歌の意味がストーリーの中で大事になってくるので、(お客さんたちに)届くように歌いたい」と意気込んだ。


 浦井は「全てのシーンが見どころ。今、ここでしか体験できないアトラクション。面白い経験ができるはず」と熱くPR。

 長澤も「まだこの劇場のことを知らない人が多い。舞台を見慣れていない人でも楽しめる演目と劇場での公演」と笑顔だった。

 共演に、高杉真宙、柳下大、峯村リエ、粟根まこと、右近健一、橋本じゅん、ラサール石井など。

 11月9日に開幕、12月31日まで、同所で。