【インタビュー】FANTASTICSはファンタスティック! Jr.EXILE世代の新グループがついにデビュー

 EXILEの弟分にあたる新グループ、FANTASTICS(ファンタスティックス)が12月5日、シングル『OVER DRIVE』をリリースしデビューする。EXILEの活躍を体感しながら育った「Jr.EXILE世代」のグループで、EXILEで活躍する世界と佐藤大樹がリーダーを務める。全員で同じスタートラインに立った彼らにインタビューした。
左から、堀夏喜、木村慧人、佐藤大樹、八木勇征、中島颯太、世界、澤本夏輝、瀬口黎弥
――デビューシングル『OVER DRIVE』のリリース日が迫ってきました。いまの心境を教えてください。

佐藤大樹(以下、佐藤):率直にうれしいです。結成してからそろそろ2年。やっとスタートラインに立てたという気持ちです。
木村慧人(以下、木村):いよいよだなって感じです。これまでもそうしてきましたが、改めてプロとしての自覚を持って、頑張っていこうと思っています。
瀬口黎弥(以下、瀬口):スタートラインに立てたという気持ちと同時に、越えなければいけない高い壁にもぶち当たっていくと思います。それもその壁はこれまで以上に高いと思いうので、チーム一丸となって進んでいきたいですね。デビューという世の中に出る瞬間なので緊張感もありますが、そこはしっかりと受け止めながら、進んでいこうと思っています。
澤本夏輝(以下、澤本):FANTASTICSのパワー、エネルギーを、全国に向けてガーッとだせるのが楽しみです。“from EXILE TRIBE”というのがグループ名につくので、EXILE魂を受け継いでいくのですが、FANTASTICSだからできる受け継ぎかたをしていきたいと思っています。
堀夏喜(以下、堀):率直な気持ちは、すごくワクワクしている、ですね。よりパフォーマンス面で強化をしたいし、それに対応できる体づくりをしていきたいと思っています。いまEXILEさんのドームツアーに帯同させていただいているので、そのステージでいいパフォーマンスをしたいと思って体づくりをしているというところが大きいんですが、そうやっていくなかで自分たちのデビューに向けても準備が整えられると期待していますし、そうなると思っています。
世界:僕は素直にうれしいです。9人でデビューしたかったというのはありますけど、9人の想いはあるのでそれを伝えられるように頑張っていきたいです。

――ボーカルの2人はFANTASTICSが結成してから、オーディションを経て、グループに加入。活動は約1年ぐらいになりました。いまの気持ちを教えてください。

八木勇征(以下、八木):「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION5 ~夢を持った若者達へ~」、夢者修行、そして今帯同させていただいているEXILEさんのツアー……。短い時間のなかで本当にたくさんのことがあって、濃い時間が続いています。この1年での自分自身の進化を感じていますし、FANTASTICSとしても進化していけるように、これまで以上に頑張りたいです。
中島颯太(以下、中島):デビューで、アーティストになりたいという夢が叶います。ボーカルとして、9人の思いを全部乗せて、言葉だったり表現を大事にして、“from EXILE TRIBE”に恥じないようなパフォーマンスができるよう頑張っていきたいです。

――リーダーの世界さんと佐藤さんに伺いたいのですが、EXILEでも活動している2人から見て、FANTASTICSの現状についてどう感じていますか?

佐藤:結成当時は、グループのメンバーだという自覚を持つということを示すことだとか、発言ひとつであっても、リーダーである世界さんと僕の2人が率先してやっていたんです。EXILEとしてステージに立っているわけだし、その時はそれで良かったと思います。パフォーマーだけで1年活動したところで、ボーカルが入って。そのくらいから、みんなの意識が変化したのかな。FANTASTICSは、自分たちでいちから作ってきたグループなんだって認識がそれぞれのなかで芽生えてきたのを感じました。ボーカルの2人はそれまでステージに立ったことがないですから、夢者修行をしてきたパフォーマーがその経験を踏まえて、2人にアドバイスをしたり。よりいいパフォーマンスができるように、仲間で意見を言い合える環境が自然とできてきました。

――ボーカルの2人は、この1年、どのように向き合ってきたのでしょうか。

中島:難しいなと思うのは、パフォーマーのダンスとボーカルの一体感を出すことなんです。歌いながらも踊るというところもそうですが、特に歌うことに集中するところですね。そのときに、自分がどう在るべきか。難しかったですし、今も挑戦を続けています。
八木:グループとして、人に見せるパフォーマンスとして動きながら歌うのって難しいです。自分では歌えていると思ったら周りからは「今の、ダメだった」ってダメだしもありましたし。改めて歌うことの難しさ、一体感を生む難しさは何度も感じました。
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