武尊「盛り上げるための発言ではなく、実現するための発言」

一夜明け会見で前日の発言を補足した武尊

「今までは攻撃し合うことしかしていなかった。それでは溝は深まるばかり」
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)の一夜明け会見が12月9日、大阪市内で行われ、武尊が前日の試合後に語った、那須川天心との試合について一歩踏み込んだ発言をした。

 武尊は「なんの根拠も責任もなしに言葉だけで“やってやるよ”というのは簡単だが、それを言うのがファンへの裏切りだと思っていた。でも僕が現役で試合をやっていられるのもあと1〜2年。そう思った時に糸口が全くなかったわけではなかったので、必ず実現させるという気持ちでずっと動いていた。それをファンの人たちにちゃんと伝えようという気持ちで昨日は発言させてもらった」と改めて前日の発言の意図を説明した。

 今回の発言で相手側にボールを投げた形になるのだが、武尊は「今まではキャッチボールというよりお互いを攻撃し合うことしかしていなかったと思う。それでは格闘技界は変わらない。僕は今回は向こうを攻撃したわけではなくて、僕の意思表示をしただけ。“逃げるなよ“みたいなことではない。向こうは結構そういうことを言ってきたりしていたが、それだと余計に溝は深まるばかり。僕は盛り上げるための発言ではなくて実現させるための発言をしようという意味で、昨日は意思表示をした」と話した。

 そして「今年は年内は厳しいと思うので来年には実現させたいと思っている」とし、その場合は「何キロでもやります。向こうが55がベストだというなら55にも落とします」と強い意思を示した。